今回の話を見るにユウキ達は多くのものを奪われて今が在ると言った処か
奪われる状態に屈してそれでも守れるものを固執するか、奪われる状態を乗り越えて何かを得る道を選ぶのか
世界の謎に迫る、大きな分岐点となった回だったね
バグとして生まれ落ちたキーリは唯でさえ危うい存在だからふとした拍子に奪われる
それに常と異なる様子で抗うユウキは奪われる悔しさを誰よりも知っている存在か……。だからキーリが消えた後もそれ以上奪わせない為に走る。彼はそういう人間だったのか
城も絆も名前も奪われたペコリーヌが奪われる状態に臆病になるのはおかしな事ではない。だというのに、その恐怖を乗り越えた上でカイザーインサイトとも絆を得る道を望むのか…
新たに得たペコリーヌの名を足掛かりに全てを取り戻すと表明した彼女の姿は麗しい
戦場へ覚悟新たに舞い戻ったペコリーヌによるプリンセスストライクは今回のクライマックスを飾るに相応しい技
けれどそれ以上に、ペコリーヌが「只今」と言い、キャルが「お帰り」と返す2話と逆の構図には、様々なものを奪われてきた二人が温かい絆を手にしたのだと判る構図には感動してしまうね