敵対していた陣営が協力し、かつての仲間が一堂に。そうして挑むは人類共通の敵……だとしてもそう簡単に全てを納得できる筈がないわけで
命を奪い合う森を抜けたはずのジャン達。それでも彼らは憎しみの連鎖からは抜けきれていない。だからこそ、会話が必要となってくるわけか
エレンを止めた後に平和が有るか判らない事を考えればこのまま利口に過ごしていれば多くが手に入る。その選択を諦める為には自分を様々な方法で納得させなければならない
そこでハンジが示したのは調査兵団の理念だね。ハンジも前回のジャン同様、死んだ仲間達が自分を見ていると考える。だから止まらずに壁の外を目指し続けるのか
イェレナが誘発する両陣営の遺恨。これをジャンは「心を整理しようとしている」と解釈して流そうとする。無理な解釈でも説明がつく
だからこそ、現状に符合した上で無残に無視されたマルコの主張を引き出されると激高せざるを得なかったわけだ
まずは話し合う。そういう落とし所では納得しきれない後悔がライナーの中にあり、それを無碍にした彼をジャンは許せない
ガビが身を挺して示した言葉は後悔も守りたいものも籠めた誰の心にも響くもの。それは解釈の必要なく誰をも納得させるものだね
ガビには謝ったジャンはライナーには謝らなかった。つまり謝ったくらいじゃ納得できない遺恨が有ると二人は納得して、それを受け入れたのかな
今は同じ荷台に乗る二人。このような光景へ至れただけでもかなりの功績と言える、そのような回だったね