Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

第1期8話のしずくが演技をしている自分としていない自分を多面的に受け容れられるようになる話だったなら、今回は演技をする役や舞台をぶち壊す話だったのかな
しずくが他者にイメージを当て嵌める台本から始まる歩夢とせつ菜の演技、それはしずくのイメージを良い意味で裏切るものになったような

侑をストーキングする歩夢もよく判らず付いてくるせつ菜も、それに気付かない侑も視聴者のイメージから外れぬ役割
それがズレ始めるのは遊園地で共に遊ぶようになってから。稚拙な言い訳により転換する役割は楽しさを優先するものに
それでもこの時点でしずくがイメージを崩さずに居られたのは相手を要素的に見ていたからかな

これは嵐珠の視点にも言えるね
侑に「夢追い人」の役柄を見ている嵐珠には夢追い以外も注力する侑の在り方は役にそぐわないもの
でも、侑は自分を「夢追い人」だけと捉えてないし、厳しい口調の嵐珠にも「優しさ」を見出だせてるし、言われた嵐珠も満更ではない様子
それらは人の持つ要素が複雑に入り混じっている事を示唆しているね

せつ菜の提案で始まる即興劇。しずくイメージの役柄から始まっても、次第に役者は自分の足で進む。それは台本を超え、創造主の役すら変えてしまうもの
舞台も役柄もイメージした型から外れてしまった。でも、型を超える動きがそれぞれの持つ楽しさを引き出してくれるわけで
しずくはまた一つ成長できたようだね

それにしても、歩夢が侑としずくを目撃したシーンとか、侑と二人で観覧車に乗るとなった時はちょっと緊張してしまったよ……。大事にならなくてよかった……
新ユニットという新境地への挑戦。侑と歩夢の関係が変わってしまうかもしれない時を前に二人っきりで話せる場を用意した侑は抜かり無いね



Loading...