誕生日とクリスマス、幸せを祝って、幸せを願う特別な日
和は保護者代わりとして一果の誕生日を気にしていたけど、和だって誕生日を持つ一人の人間。和を祝おうとする人達は確かに居るし、祝われる側の和だって誰かの幸せを願う事が出来る
母との約束に怯える一果、それは母から祝われたい、母に幸せを伝えたいという想いがふいにされた経験があるから母を信じ切る事ができない
でも、母と完全によりを戻すのではなく、祝う気持ちを受け取り、母に祝う気持ちを伝える約束なら受けられる
一果と真理にとって貴重な一歩目になったのかな
和に季節を知らせる柚子羊羹が和の幸せを願う象徴というのは温かい気持ちになるね
和の誕生に合わせて作られた絞り器。自分の誕生日を祝う気になれなくても、兄弟のような絞り器は壊れたままにさせられない
和にとって絞り器を直すと決めた事が誕生日の祝い事のようなもの
そして問題のBパート。いや、流石に美弦の誘いに佳乃子連れていくのアウトでしょ……
5話で表面上は折り合いをつけた佳乃子と美弦でも、時が時だけに競争心を完全に無くせるわけじゃない。相手の行動や心境を分析して「自分はどれだけ和の心に届いているのか」と考えずにいられない
それはもしかしたら祝い事の空気を壊しかねないもの
でも、和にとってあの夜はあくまでも相手の幸せを祝って、相手の幸せを願い合う場。だからプレゼントは純粋に喜ぶし二人が一番喜べるプレゼントを渡せる
……まあ、それでも危うい流れであった事は変わりないけど。一果が願うようにあの三人にとって幸せな何かが訪れる事を願うばかりだよ(笑)