Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
良い

杖が前面に出るとその回のキーワードにはどうしても『想像性』を挙げたくなるね
シャミ子は杖の活用法を様々に考える中で桃とどうなりたいか?自分は役に立てるのか?桃はどう生きてきたのか?
そういった点をどうしても考えてしまう。その様子がひしひしと伝わってくるね

杖のあれこれが始まる前のミカン宅訪問
一見するとズボラ感満載の部屋。けど少女が慣れぬ土地で突然一人暮らしを始めたと考えれば仕方ないかなという気もするし、桃からの無茶振りが頻発する事も考慮すれば大目に見るべきかなとも思う
ミカンの汚部屋という宜しくない印象から、彼女の来歴を想像する事でミカンの人となりが改めて見えてくる

ミカンに対して想像を広げれば、話の中で出てくる桃についても想像してしまう
ただ、ミカンの話から過去の桃を想像しても見たこと無いから想像は広がらない。だからこそ、シャミ子は夢を通して覗き見ようなんて考えてしまったのだろうね。想像する為に見る
まあ、自分でブレーキ掛ける辺り、シャミ子って本当に良い子なのだけど

改めてシャミ子に杖の使い方を考えさせる後半。うちわなんて判定が怪しい棒は作れるのに、空想の武器を模した棒は作れない
これは先述したシャミ子の人の良さと、見たこと無いものは想像できないという点も関係している
だから、結局はゲームで見たずるい武器くらいしか満足に作れない。これはまだまだ修業が必要なようだ

他に、リリスと良が念願の対面をした点を話の締めに持ってくる構図は良いね
互いに深い結び付きを持ちながら対面が叶わなかった二人は互いを想像していたと言える。だから良はリリスの見た目に驚いてしまった
次からは驚かずに済む、想像を介さぬ交流をと思っても念写力の不足で想像を補えないラスト。リリスはまだまだ想像の世界から脱せないようだ(笑)



Loading...