何度か巴の姿は描かれたものの、アニメで一果と巴が再会する事はなし。最近の一果は父親探しをしていなかったというより、別の探しものをしていたという事になるんだろうな
また、和の修行も同時進行していた点は好印象な最終回
下働き的なものばかりだった和も餡炊きを任されるようになり、少しずつ一人前への道が見え始めたようで
また一果の親代わりも本当の父親にはなれなくても、少しずつ一果には受け容れられてきたようで
実家に戻って以来、和は一歩ずつ進んでいる
なら父探しが進まない一果が停滞しているのかと言えば、それは違うのだろうな
そもそも初期の一果が後継者になるため気張り、和に対抗していたのは大人になり、緑松に居て良い理由を手に入れるため
父探しをしなくなったのは別の理由にて緑松に居られる理由を手に入れられたからなのかもしれない
枚方パークで遊ぶ二人は何度も勘違いされたように一見すると親子かのよう
でも和は子供みたいにはしゃぐし、一果は大人みたいに落ち着いている。実態はあべこべっぽい
でも、逸れかけた際に求めたように、今の一果は落ち着く居所として和を定めているんだろうね
豪勢な誕生日会を催す緑松の面々、自分を受け容れてくれる和の存在
父は見つからなくても、別の大切な居所が見つかった。台詞に表されたように、家族との絆を失った一果にとって緑松がどれだけ大切な場所になっているかが伝わってくるラストだったよ
けれど二人の物語はまだ続くわけで。これは原作を読みたくなってしまうね