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普通

ぬるっと始まった体育祭。それぞれが目指すのは自分の組やクラスの勝利
堀北は裏切り者や龍園の妨害、自身の負傷に四苦八苦。だから勝利は難しいと俯いてしまう
対して綾小路はそもそも目指している勝利が違うと感じさせる内容だったね

櫛田という裏切り者を抱えたDクラス、綾小路が指摘するようにその状態で勝ち目はない
けど「信じる」為に放置せざるを得ず、またルール違反ギリギリの龍園にも対処できない
掘北は攻略法を探しても見つけられなかった。ここから体育祭の勝利にこだわっても既に無理筋

綾小路が見ているものはもっと大きな勝利
裏切り者が居ても、須藤が荒れても、龍園や高円寺の存在も関係ない。失敗が後の力になると考えている
あの学校は櫛田が言うように卒業時にAクラスに居る事が勝利条件なのだから、体育祭一つの負けは重視する必要がないとも言える

綾小路に急き立てられ、龍園の罠に嵌まり窮地に陥った堀北は逆に思考がシンプルになったようで
兄に認められたい、遣れる事が一つある。体育祭だけの勝利ではなく、堀北鈴音としての勝利に向けて遂に歩み始めるのかな?



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