夕日とさみだれの家族問題を中心に過去のしがらみと向き合い、未来へ進む様子が描かれたね
不仲というわけではない、かといって何の蟠りが無いとも言えない。微妙な空気が有るから、拒絶ではなく回避になってしまう
でも滅多に会えない家族にそのような態度は本人も気持ち良くないわけで…
幼い頃は明確に寂しさを抱えていただろうさみだれ。それを伝えられないまま成長してしまって、平気な顔をするようになって
外見は平気そうだから平時は問題とならない。でも向き合いそうになった瞬間に出る表情が本人が問題と思っている何よりの証拠
その表情は見てくれる人がいて始めて解決しなければならない問題になる
夕日はさみだれの表情を見て自分の表情を察し、更に氷雨の表情を見て口出ししなければと思うわけだ
氷雨はさみだれの表情だけでは妹の内心に近づけない。でも変わらない仕草から家族として、大人として向き合う必要を知ったようで
寂しがる子供に未来へ進む勇気を示すのは大人の役目というわけだ
大人げない姉として謝る氷雨、大人げなくムキになって飛んだ夕日
そうした大人の感情発露を前に出るさみだれが抱えた後悔と勇気は二人が大人として向き合わなければ出なかった感情
今はまだ会っただけ、話しただけ。それは過去を変える未来への一歩
これは地球を壊して未来を閉じようとする二人をどう変えるのかな?