DIOが遺した何かが目覚め、プッチがそれを手にした。かつてない危機的状況なのに、徐倫は囚われの身。焦りエンポリオに脱獄を頼むのも当然というもの
なのにそこから更に徐倫の行動が封じられる事態に進展するなんて本作の展開は本当に面白いね
おまけに敵スタンドの能力も魅力的なのだから何もかも素晴らしい
信念に突き動かされるあまりエンポリオの恐怖を理解しきれない徐倫。そうなってしまうのは徐倫の望みが幾つも有るから
高望みとも言える要求をエンポリオは叶えられない。でも高い望みは自身を閉じ込める檻をいつか壊すもの
だから徐倫を封じる敵の能力が望みそのものを制限する能力となるわけだ。望みを次々忘れてしまうなら高めるなんて出来やしない
それでも望みを高めたいなら、望みの数を絞るか…。そうすれば決して忘れない一つが手に入ると
短い時間でその結論へ辿り着けるなんてやはり徐倫は只者じゃないね
敵スタンドの罠を打ち破る為には意志の強さが試される。あの空条承太郎の意志を引き継いでいると感じられるストーリーラインですよ