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良い

今に辿り着く道、これから辿るべき道。エリアスとチセが別々の場所でエリアスの過去を知る者と歩んだ道を語る事で見えてくる今を形作る構成要素
一人の存在として色々不出来なエリアスが今の人格を形成した背景、チセが自分を壊さない遣り方を探し始めた背景。それらが見える回だったね

幾度かに亘って過去を語られてきたエリアス。けど今回の話を経ても彼の全貌は見えないまま
それでもチセにとってエリアスがどのように現在の形に成ったか知れたのは大きい意味を持つようで
今のチセに「嫁」は大きな意味を持たない。代わりにラハブの模倣から始まった彼と今を楽しく過ごしている。彼の傍でチセは生きている

そんなエリアスを育てたラハブにチセは助けられたと言えなくもないわけで
チセの感謝以上にラハブが救われたと思えたのはエリアスが自分の手元に居た頃以上に成長しチセと暮らせるようになった点なんだろうなぁ
今のエリアスは不器用でも人間と暮らせている。だからその中で不器用な生き方をしているチセを案じて彼女を試練を課しているわけだ

エリアスが歩んできた道の先でチセと出逢って、二人の道が交わる事で二人の人生は変わって…
でも道を歩む中で別の道を歩む者と入り交じるなんてある意味当然の話。だとしたらカレッジで日々を過ごす中でチセと関わりと持つ事で道の形が変わりそうな少年少女たちにこれからどのような変化が起きるのか楽しみに思えてくるね



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