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良い

大人が望む『子供』と自分が望む『アイドル』の狭間に押し潰されそうなありすの苦悩、そこに大人としては未熟なPが絡む事で大人と子供とは何か?大人になろうとする子供のありすはどうすべきなのか?という点がこれでもかと様々な表現を介して描かれていたね

冒頭からPは大人と子供の境界があやふや。飲み会という大人の場で子供っぽい我儘。求められる在り方と自分の現状の違和に悩むから、子供のありすが示す大人が望むしっかりさに「大人だな」なんて言ってしまう
でも、それは本質的には子供なありすの『子供』を押し潰してしまうもの
また、ありすが想像する大人は我儘なんて言わないから尚更彼女を傷付けてしまう

大人にも子供にも成れず彷徨うありすを探し見つけたのは同様のP
両者に違いが有るとすれば、大人の世界で揉まれた経験の有無
ありすの悩みはPにすれば、小さな悩みだと思えてしまう。でも当事者のありすには大きな悩み。そのギャップがありすとPの最大の違い。それは本質的にはPがありすに寄り添えない証明

それに悲しみを示す大人でありながら子供っぽいPにありすは『大人』の手掛かりを見つけるのか
ありすが見出した大人と子供の違わない部分。それはありすが諦めかけていた『アイドル』を続けさせる赦しとなったようで
ありす達がアイドルを続けていく上で重要な鍵が示されたと思える回だったよ



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