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とても良い

気になる人にチョコを渡すイベントにてどう行動するかで相手へ向ける感情が見えてくる
沢田は堀が喜ぶ物を渡したがるし、堀は宮村に渡すハードルの高さに悩む
他にも特別なイベントへ向けて様々な葛藤を見せる面々が描かれたね

チョコを渡したら相手が喜ぶなら渡したくなる
堀のチョコは人を選ぶビターなものになり自信は持てず。ていうか、友達に配れる宮村に勝てるチョコなんて初めから作れないわけで
なら、結局は相手に渡すという行為が肝心要、むしろ籠める意味や緊張が特別な味になる

綺麗で美味しいケーキを作った宮村だってちょっと失敗していて、堀の反応に安心していた
だから似た意味が籠められた堀のチョコだって宮村は喜ぶわけだ。二人がチョコに籠めた味は同じ。だから二人の遣り取りはいつだって微笑ましいし、ニヤニヤしてしまう

桜のは少し悲しいチョコだったなぁ…
透だけには渡せないけど、渡したくないわけじゃない。だから由紀を介して、彼女にも渡す事でチョコの意味を友達へのものにした
というより、由紀に渡す事で彼女へのメッセージにもなっているように感じられて…
とても未来志向の有るチョコだったのかも

沢田は井浦を優良物件と思わないが、それでも渡したい野上を応援する。「誰かに話を聞いて欲しかった」なんてまるで自分かのよう
結局野上は渡せなかった。でも気持ちを渡したい別の人には渡せたわけで
沢田と野上の間で遣り取りされる「友チョコ」は尊いものだったよ



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