最終回はAIやヒューマノイドがどうのという話ではなく、単純に人と人の繋がりを問う話になったような
須藤が探し求めるのは母のコピー。それは前回のリサとトゥー・フィーで示されたように母とは別人、須藤とは他人
それでも須藤が探すと言うならそれは最早感情論ではないのだろうね
出逢ったばかりの頃の須藤とリサは他人だった。けど、似た境遇という要素が他人で片付けられない関係性を築かせた
血や家族以外にも人は誰かと他人じゃなくなる瞬間が有る。逆に言えば、あっさり他人になれたりもする
須藤がリサや瀬戸にしたのは他人になる為の儀式
須藤はそれで良かったとしても、他人にされた側は堪らない。だから須藤はきちんとリサと話し合う必要があって。
最初は他人で、他人じゃない時間を挟んで改めて他人になってしまった須藤とリサ。それでも繋がりを求めるならば、一緒に居たという時間の存在が二人に他人ではないという人格を与える事になったと言えるのだろうか
これまではAIやヒューマノイドが存在する社会を上手く描いていたように思えただけに、色々と中途半端に終わってしまった最終回は少し残念だったり
かといって須藤が旅立ってしまった以上はこれまでのような話も展開出来ないだろうしなぁ…
結局MICHIは須藤に何を求めていたのだろうか?