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とても良い

あの時差し伸べられた手を取っていたら、なんて後悔は引き摺ってしまうもの。その後悔は待っているだけじゃ解消しない。もう一度誰かが手を差し伸べてくれたらなんて想像しても、あの時に手を握らなかった後悔を消してはくれない
沼に嵌っていたザインが求めていたのは引っ張ってくれる手よりも、掴みたくなる手だったのかもね

ハイターを超える生臭坊主ザイン。酒も煙草もギャンブルも嗜む彼はどう見ても僧侶らしくない。でも魔法の腕はピカイチだから彼には冒険者としての価値がある
彼の技術を目にした者達が仲間に欲しがるのは当たり前というもの
でもザインには後悔がある。あの時手を取らなかったという後悔が彼の足を沼底に沈め続け旅に出させてくれない

後悔は目を眩ませる。ずっとその瞬間だけ見続け今更なんて口にさせる。時が流れてしまった事でより頑なになる
それはフリーレンも体験した後悔。フリーレンは最初に差し出されたヒンメルの手を取った事で沼から出られた
でもザインは1度目も2度目も取らなかった。その差がザインの悩みを深刻にする

兄が自分の為にハイターの手を取らなかったという事実はザインに他者の手を取らせてくれない
でもそれこそ過去の話
だからこそ問題は過去でなく今にあるというフリーレンの言葉が刺さるわけだ
彼女は今のザインを見て仲間に誘っている。ならザインとて過去を関係なしに今何をしたいかで道を選ぶ必要がある
終盤、自らフリーレンの隣に腰を下ろした彼は真の意味で旅に出る決断を出来たと言えるのだろうね



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