好きを自覚した雪が逸臣への想いを積み上げるかのように彼に近づいていく様子はいじらしくて可愛らしくて、そして温かな愛情に満ちているね
特にあの手話ノートなんて雪の想いが溢れ出してくるかのよう。なのにノートよりも本人から教わる事を選ぶ逸臣の接近力……!
雪の予想を軽々超えてくる彼だからこそ、雪をドキドキさせるのだと判るよ
そんなタイミングで登場するのが他の女というね…!
雪は相手を見て会話するから、視界全てで相手の意志を汲み取ろうとする。だから逸臣が納まるフレームに仲の良い別の女性が入ってくると、逸臣と意思疎通出来ないかのような感覚が生まれてしまうのかな
かといって、そこで落ち込み過ぎずに恋する乙女として頑張ろうと思える彼女は強いね
恋の強さを覚えた雪だから迫る門限や桜志が居ても走り出せる
そして逢えた逸臣は普段通りのテンションだから、雪も変わらぬ交流を再開できる
でも、逸臣とはまだ全てを打ち明けられる間柄ではなくて。でも手を握っている間だけは言葉を交わし合えるから
想いを交わしつつ、交わさない想いも有る二人の様子がとても尊い……
もう半ば告白しているんじゃないかと思える雪と逸臣だけど、好きを伝えてないから、互いに別の異性の存在を気に掛ける。恋に不安があるから指を交わして何かを確かにしたいのかもしれない
また、雪視点では不安な存在と言えるエマだけど、彼女とて恋に悩む女性。そんな人が見つけてしまった雪と逸臣の恋の形跡は彼女に何をさせるのだろうか…