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とても良い

桜志の心情を丁寧に描いてくれたスタッフにマジ感謝……
雪は既に逸臣と良い仲であり、他者が割って入る事は難しい
それでも桜志は逸臣に突っ掛かる。そこにあるのは心のような横恋慕か、それとももっと別のものか
話した事のない想いだからこそ、それは形を持たせるのが誰にも難しい感情

雪と逸臣はもう付かず離れずの間柄だね
今回は『泊まり』とは微妙に違うけど、同じ部屋に居て同じ映画を見て
雪は逸臣が引っ張ってくれると言うけれど、逸臣だって雪に引っ張って貰って手話の世界に入る事が出来た
二人は二人で一緒に居られる空間を作っている

桜志はもっと前から手話の世界に居た人間。でもそこで雪に求めたりしなかった。ただ、彼女の世界を傍で見守ってた
人に言わせれば或る感情の名前を見出だせるだろうけど、桜志はそれをせず、手話の世界を肯定していた
だからきっと桜志にとって手話以外の世界からやってきたのに、手話を覚えた逸臣は本当に気に入らない人間で

逸臣が自分勝手だったら桜志はもっと嫌えたろうけど、既に示されたように逸臣は雪の世界を肯定しつつ広げてやれる人間。また、雪をとても愛している
なら、感情に名前が付いてしまった桜志がそんな二人を認められないわけがなくて
素直になれた時には終わっていた恋物語がとても優しくて儚い……



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