機会が有ったので今更視聴。前々から評価の高さは聞いていたのだけど、どうしてか食わず嫌いで避けていた作品
子供と戦争の関わりを宇宙世紀を舞台にして描いていく感じなのかな?
既に戦争に身を投じているサイクロプス隊と戦争を身近と思わないアルの対比が強烈な初回
戦争も連邦のMSも見た事がないアルや周囲の少年にとって戦争はむしろ格好良いものに類しているようで
だから忍び込んで本物のMSを見に行くのだってきっとスパイ遊びみたいな行為の延長
街中で射撃遊びに興じる様子が本物の戦争の後に描かれる事で生じる違和感は強烈
アルは幸福な少年として描かれているのではなく、世界の不条理と直面している。でも、それは戦争に関わるものではなく、家庭内の問題。それでも少年にとっては大きな問題だから近所に里帰りしてきたクリスに心開いたのかもしれない
今のアルにとって戦争より家庭の方が余程大きな問題。でも、それを解決する手段は持たないわけだ
驚きなのは少年達にとって街中でMSが戦闘を繰り広げる姿を見ても「珍しいものを見た」程度の反応になってしまう点か。あれは衝撃的
戦争を身近と思わないから、街中の被害を視界に入れず珍しいMSを追って落下地点へ向かう
そうしてアルに向けられたのは人を殺せる銃。あの出会いはアルと戦争の関わり方をどう変えるのか、興味深いね