Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

3つの報告が描かれたEP
報告とは何が有ったかを伝えるだけでなく、相手に身の振り方を決定させる一助となるものかもしれない。何よりも相手に伝える事で自分の中でその事実を消化する意味も同時に有るのかも
どれも重い報告だからこそ、遣り遂げたルディに成長を見れたよ

パウロやゼニスに関する報告はノルンにとって余りに悲しいもの
けれど、ルディが誠実に話し、報告に至るまでに痛ついたのだと判れば彼女も父の形見を抱え新たな生き方へと目を向けられる
そう考えると、あのノルンがアイシャに気を遣い実母との再会を喜ぶ機会を与えたのは驚き
彼女は辛さを乗り越えて成長しようとしているのだと感じられたよ

ロキシーに関する報告は誰にとって辛いものか
生真面目なノルンはルディの不義を許せない。その責めはルディにとって辛いものだが、これが最も試練と成るのが誰かなんてはっきりしてる
シルフィは理解有る妻として振る舞った。彼女がいつから覚悟していたかなんて判らないけど、ルディが正面から報告したからこそ出来た振る舞いなのかもしれないね

ルディによる報告では無いけれど、子の誕生はルディが父親になった報告のようなもの
愛する人が居て、愛する人の側に居られて、愛する人が増えた
それはルディがこれまでにしてきた諸々が結実した瞬間であり、これからの身の振り方を覚悟させるもの
ルーシーが産まれた事はルディという人間が明確に変わる転機

以前のルディでは考えられないパウロ相手の報告は象徴的
親を「一緒に住む他人」と感じていた彼が墓石となった父に息子として語り掛けている。あれは父への報告でありつつ、自分への報告でも有るね
父の偉大さを知り己の未熟を知る。産まれた娘の為に良い父親になろうと父を嗣ぐ決意をする
彼のやり直しがここまで至ったのかと思うと感慨深い第2期ラストでしたよ



Loading...