フラウ・ボウの「怖いくらい逞しくなった」とのアムロ評は褒め言葉としての意味合いが強いのだろうけど、最初期から共にいるフラウからも遠い存在と認識されるようになったとアムロには感じられるのだろうな。両親の件も含めてアムロの居場所が戦場だけになっていく……
マ・クベはこれまで登場した敵とは随分異質。本来はMS乗りではないという点もそうだけど、味方を戦わせている間に細工をすることを堂々と公言するし、ひたすらみみっちいトラップでガンダムを攻撃する。極めつけは今際の言葉がキシリアに壺を送ってほしいなどと。ランバ・ラルやドズルは最初から最後まで部隊を率いる軍人として戦い死んでおり、今際の言葉も壮絶な覚悟を感じさせるものだった。対して彼は戦いの流れに関係ない事を突如言うけれど、これは軍人としての姿よりも贈答品で出世する政治家の姿勢を感じさせる。いわば場違い感がパない
ニュータイプ同士であるアムロとララァ。二人が邂逅する瞬間が近づいてきたことに非常にワクワクしている