勉強会という名のデートっぽい逢瀬をする凛太郎と薫子の遣り取りが一々初々しくて悶えそうになる……!
敬語をするとかしないとか、めっちゃ美味しそうに食べる薫子とか、解らない部分を教える為に近付いて照れてしまったりとか何もかも最高か?
まだ特別な関係ではないけれど、互いを特別に想い合う心情が垣間見える遣り取り。だから凛太郎は彼女の想いを受けて赤点回避に燃えるし、そのまま特別な関係になれそうな凛太郎に対して警告する昴に納得感が生まれるわけだ
昴の警告は凛太郎と薫子が忘れかけていた千鳥と桔梗という壁を思い出させるもの
これまでの諍いは学校を背景とした個人間規模。けれど昴が言うのは学校の生徒である為の世間体だね。背負う属性は個人がどのような者であるかを朧気にさせ責め立てる
今の昴は凛太郎が悪い人ではないと理解しているけれど、それとは関係なしに世間から薫子がどう見られるかを気にして、彼女を守る為に自分の男性嫌いさえも他所において凛太郎に詰め寄ったわけだ
それを判った上で「出来ない」と返した凛太郎は既に薫子を特別と思っているようなもの
その判断は独り善がりなものに思えそうにもなる
けれど、電車のシーンで描かれたように、見た目で怖がられる凛太郎はそれで終わらず、困っている人の為に行動できる者でも在る。そして、彼の優しさは伝播するものだね。あの中学生達が勇気を出して凛太郎にお礼を言ったのは凛太郎の影響と言えるね
だから凛太郎の優しさに触れた昴が行動や判断を変えるきっかけと成れば良いのかもしれないけれど……
その前に訪れた凛太郎自身の危機。千鳥と桔梗、その壁を越えてしまった判断を彼はどう説明するのだろうね