赤木郁実とは何者か?今の彼女は何をしているのか?に迫る内容なのだけど、中学の同窓である彼女に近づこうとすれば、自然と二人の始まりである中学時代の影響の残滓を意識する事になるようで
あの頃の咲太を誰も助けてくれなかった。勿論、赤城も。そんな彼女は今、誰彼構わず助けようとするタイプになっているのは面白い差異
良くも悪くも今の赤城は人助けジャンキーになっているように見える
咲太と赤城の始まりは中学時代に在る。あの頃の咲太は不幸だった。けれど、翔子を始めとする多くの出会いによって今の咲太は満たされている。中学時代は過ぎた話
咲太は過去を過去とし、未来にも展望を抱いている。そう捉えると、過去に見た夢が未来を決定づける「夢見る」は咲太と真逆の存在に思えるし、それに囚われる赤城は何をしたいのか?という疑問が益々湧いてくる
彼女の身体に明確に現れた異変は彼女が抱く歪みを示唆するかのよう
あれ、原作を読んだ時も「そういう事?」って思ったけど、映像で見ると改めてそんな感じだなぁ…