Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
良い

赤城が醸し出していた奇妙なズレの正体、それは彼女にとって居るべき世界がズレていたというのは凄い話
けど、面白いのはどちらの赤城にとってもズレた世界の方を居心地良く感じていた点か。なのに自分に甘くない彼女はその現状を良しと出来ないと
そこに見えるのは感情のズレ。赤城は何から何までズレていた、だから彼女を正しい場所で見つけてやる必要があったのだろうね

こちらに来た赤城が抱えていたのは無力感。眼の前で問題が起こったのに何も出来なかったどころか、それを契機に出来る事すら減ってしまった。だから病的なまでの人助けが出来るこちらの世界は赤城にとってとても心地よいものだったのかも知れない
けど、逃げて心地良いこちらへ来たのに、逃げたという事実から彼女は逃げられない
だとしたら、咲太から正体を弾劾された彼女はようやくズレを終えられたのだろうね

あちらへ行った赤城が抱えていたのは自己への嫌悪感。でもあちらでは咲太に会わずに済み、中学時代の問題も終わっている。また、世界移動できた事で咲太が中学時代に訴えた事が正しいとの証明も手にした
赤城は世界移動によって全てを正しくする手段を持ち帰れたわけだ
思春期症候群によって生じた現実のズレによって同窓会で同級生の罪を弾劾するのは快感かも知れない。ただし、あれは中学で何も出来なかった赤城自身の罪の弾劾とも解釈できる、いわば彼女は自罰と他罰を同時にやってのけたわけか

ただ、それって中学時代をある程度乗り越えた咲太にとって巻き込まれただけの状況でしか無く
あんな不格好な遣り方で弾劾を茶化すのはそれこそズレに対して自分は責任は持っておらず、ズレの解釈は自分自身で解決しろと促しているようにも感じられたよ
咲太が明かす自己嫌悪の忘却方、それは逃げなかった者の言葉か。それを赤城が知れて良かったと感じられたなら、赤城はその逃げない遣り方こそ最も正しいと、ズレを終えられるとそう感じられたのかな。本当に随分と遠回りをしたものだよ



Loading...