人は変わってしまうもの。だから変わらないものを求めてしまう
直次が甚夜との変わらぬ友情を求める上で言ってはならない言葉を気にするように、おふうが弱った定永を気遣い休んでいるよう促すように。また、きぬが夜鷹だった頃の話し言葉を求めるように
容易に人の在り方は変わってしまうと判っているから変わらないよう尽力する
それだけに前々から危惧していた変化が遂に訪れた今回は衝撃を受けざるを得なかったよ…
今際の際に定長が語った言葉、それは自分の天命は変えられないと悟った為か
彼自身はもう変わってしまう、変わらずこの世に留まる事は出来ない。けれど残すおふうや甚夜は変わらず世に留まり続ける
2人を気遣う言葉の数々は残される者への餞別か。特に甚夜の人生における己の存在を変わらぬ価値として捉えた点は両者にとって佳いものであるように思えたよ
また、自分の目が見える内に2人に望む姿へ変わって欲しいとの想いもあったのかな…。存命中は叶わなかった甚夜とおふうが連れ添う姿、仮初でも見せられた事はせめてもの冥土の土産となったのだろうか…
江戸に来てから甚夜やおふうに連れ添ってくれた定長はこの世を去った
人が変わるように、世も移り変わるもの。それに抗う直次がまた別の変化を呼び込んでしまったね……
彼の中で甚夜への友情は変わらぬものだったろう。そして甚夜としても友人や大切な者を変わらず守りたかった。だからこそ訪れてしまった変化
奈津以外の親しい者に見せた事が無かった甚夜の変わり果てた姿、それは何よりも甚夜が人の世に留まれない存在である証左に思えたよ……