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とても良い (4.6)

島田が初登場したときとは随分印象が変わったなぁ。
最初は影の薄い人、次に内側に熱い思いを秘めた人。今は熱情に溢れた人。以前、島田は地元の期待を背負っているとか地元の現状をなんとかしたいと思っているとか分析したけど、実際に島田が胸にいだいているのは言語化することすら難しそうな想い。地元の支援を受けながら奨励会に通って、成績が出ないまま何年も経って、返ってくる度に見上げるのは自分を応援する言葉で……。
彼はずっと胃痛を抱えていた。それは確かに彼を追い詰めたものだろうけど、かといってその痛みを否定したり知らぬふりが出来るものではなかったんだろうなと思う。零は生きるために将棋を続けていたけれど、島田にとってはアイデンティティそのものになっていたのではないかと感じた

零は今回甲斐甲斐しく島田の世話を焼いていた。これは自身の親父さんに重ねていたり、島田の想いを感じたからと解釈することも出来る。零がここまで他人に積極的に関わろうとするのは驚き。しかも今回の零ってそんな自分の変化にあまり気付いてない感じで自然体を保っている。これが川本家との関わりや研究会で「人に頼る」事を覚えた結果なのかと思うと心が暖かくなる。

宗谷は銀閣寺の傍で暮らしているのか。なんかもう島田から化け物じみていると言われたり、零が気配を感じなかったり、更には声優が石田彰さんだったり。彼の発言が少ないのも有るんだろうけど、宗谷からは人間らしい印象を全く受けないんだよなぁ……



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