メテオラがこの世界の情報は重層的と表現したように、今回は幾つかの事象が別の事象によって塗り重ねられたように思う
まず颯太の部屋がセレジア達の拠点に塗り重ねられたことに始まり、松原はセレジアをコスプレと受け止めていたのが戦闘が始まったことで物語の中の人物が実在すると認識させられ、まみか有利で進んでいたはずの戦闘は小さな裂傷を付けられたことで優劣は逆転する。
とどめが本来の物語であればラスボスである優夜が好戦的な言動に反してセレジアを助けたことで颯太達にとって味方になった
同時に重層的であるがゆえにどうしても塗り替えられないものもある訳で。メテオラの修復魔法はなぜか効かないし、まみかは自分の世界のルールが通ると思っていたが建物が破壊され、セレジアは流血しても戦闘が終わることはなかった。
そんな事態の中で軍服の姫君は創造主に影響力を行使し、自分達の居た世界を造り替えようとしているらしいけど果たして可能なのだろうかと疑問に思ってしまう
他に気になる点としては今回登場した物語世界のキャラクターを颯太は全て知っていたことか。それぞれがどの程度の知名度を持っているのか判らないけれど、松原は優夜が登場する漫画を知らなかった事を考えるともしかしたらこの先登場するキャラクターも颯太が既に知っている作品かも?
だとすれば正体不明の軍服の姫君も既に知っているということになるんだろうけど。やはり昔の創作ノートに描いたキャラクターなんだろうか?