これが終わったら今まで通りだよねと話すよながに対してあさひは少し不安げ。一度外の世界を知ってしまった以上、紗名との関係が元通りになることはないだろうね。雛霧姉妹は今回の紗名の決断をどう感じているんだろう?
紗名は自然に産まれた存在ではなかったのか。能力が他のアリスとは大きく異なる点は気になってたけど、あんな出現をしたら神や現象のように扱われても仕方ないと思えてしまう。
だからこそ紗名を人間ではないと表現する内藤やミニーCに対して、「お前さんが人じゃなかったとしてそれが何なんだ」と真摯に話しかけてくる蔵六の姿勢が光る。
今回の蔵六って第一話の説教のように高圧的じゃないんだよね。それは早苗が一人で決めるのはよくない、ちゃんとお話してと蔵六に伝えた事が影響している。だから今回の蔵六は決めつけるような発言ってあまりしていない。あれだけの混乱状態に在り自己を否定する発言を繰り返していた紗名に対して、ひたむきに人間であるかどうかよりもそれぞれが持つ普遍的な心の形を説いている。
蔵六のこの姿勢はミニーCに対しても同じ。最初は暴力で押さえつけようとしたミニーCがそれでも蔵六が折れないのを見て、個人レベルの話ではないとアリスの夢は人類の発展に役立つとかそんな建前を持ち出す。けれどミニーC自身が個人レベルの願いである夫と再会したいという想いを持っているから、「しんどい時は誰かと一緒にいるもんだ」という蔵六の言葉に負けてしまう
夢のような場所で出会ったゆかりんボイスのキャラは順当に考えれば未来の紗名か。
「自分が何者かまだ探してる最中」との言葉から考えると、紗名にとって自分が人間か異なる存在かという命題は人生レベルのものになるのかな?それでも「私はツイてた」と言えるのは蔵六たちとの出会いは無駄ではなかったことへの最高の表現か
ここで会話したことは今後どんな意味を持つことになるんだろう?