これまでシーナは戦場とかけ離れた場所に居たし、戦場を行き来するミミの兵士としての姿も見た事がなかった。だから前回のように命の尊さを説く事が出来た
保健室に集められた傷付いた生徒達、ミミが血塗れになってズタ袋に入れられた姿はシーナに戦場の匂いを感じさせるものであり、ミミに人の命を気遣う余裕なんて無い環境だと示してる
シーナは自身の無知を突き付けられる形となったわけだけど、そういった姿こそミミにとっては嬉しいものだったというのは何とも言えないね…
シーナは戦場に行ける程に強くないし、戦場を理解できる程の経験もない。それでも戦場に身を置くしかないミミはシーナに懐いているし、シーナもミミの傍に居続けたいと思う
なら、シーナは戦場に関わらない形でミミの拠り所となる必要があるわけで。しかし、花冠しか作ってやれない彼女の目の前はまだ限られたまま…
同様に前にある道が限られているのがセイランか。前々から孤児を集めて育て戦争へ行かせるこの機関はおぞましいと思えるけど、実際に渦中に居る者にとって親代わりと言える機関の命令は絶対か…
まだ戦争へ行った事がないセイランは戦場の匂いを知らない。けど、恐れより恩返しを優先する彼女は自身を戦場へ向かわせる手続きを進める、可哀想との陰口にも反発する
有限の命のセイランは戦争へとひた走る。傍で見守るアリも表面上はセイランを応援するような姿勢を見せる。それ以外の道なんて無いから
こうなってくると、子供を戦争へ向かわせる機関において、戦争で役立つ以外の道を模索するシーナこそ異端に思え、だからこそ彼女が見出すだろう何かが戦場へ向かう子供たちを救うものになれば良いなと願ってしまうね…