身寄りのない子供を戦争用の兵器として育てる学校に通う少女たち。
人を殺すための授業、誰が死んでも悲しむことさえままならない日常。
ここは不条理で、常に死と隣り合わせの日々が、「当たり前」な世界。
「どうしてみんな平気なの?」
自分の境遇を受け入れられずにいる14才のシーナはある夜、
血まみれの小さな女の子・ミミと出会う──
どんな現実が訪れようとも、生きていく。
これはそんな少女たちが見つける、あどけない願いの物語。
素晴らしい百合作品でした。死が身近に迫っている世界ということで中々濃厚なものを見させてもらった。最終回の終わり方はおっと?っとなったが作画はずっときれいだったし満足でした。シーナとミミのCPはいいぞ
各キャラクターの様々な複雑な心境に感情が移入させられた。
身寄りのない子供に恩を着せて戦争に駆り出させる。そして禁止魔法を使われて生きているミミに主戦力を頼る。
非道いことであることは教師たちも分かっているが最も被害を抑えられる手段であるため現状を受け入れ続けなければならないジレンマ。
ミミを兵器として繰り返し戦争に使った方が犠牲は抑えられる。しかしシーナはミミを一人の少女として見て、 絆を深めていく中で彼女を死なせたくない、危険な場所には行ってほしくない思いが強まっていく。一方でミミは弱いシーナが戦争に行かなくても良いように自分が頑張ることを選び衝突する。お互いを想うほど、相手の望む方向に進まないジレンマ。
それぞれどちらに進んでも誰かが辛い想いをする。どう選択するか。それが気になりとても没入した。
いつでも戦争に召集させられ、知っている人の死も珍しくない日常の中で、友と過ごす楽しいひと時。一緒に遊んだり、おにぎりを食べたり。
「明日きみと生きれるなら 毎日記念日にして祝おう あたりまえにある奇跡を 決して忘れはしないように」
主題歌の歌詞にもあるように、この日々はどれだけ尊いものか、彼女たちは私より分かっている。
2人には最も幸せな未来に進んでもらいたいが、それは叶うのだろうか。
エピソードが後半になるとオープニングでラスサビが流れるようになった。映画のような壮大さが出ており、毎週の視聴がより楽しみになった。
シーナのバッテンのヘアピン可愛い。
シーナの弱さ故の諦め、掛けられた呪いの言葉。
ミミの幼い言動に潜む、壊れてしまった価値観。
2人が愛を通して人の死に向き合い、歩み寄っていく。
1クールかけて丁寧にシーナとミミの関係の変化を描いている。
アリとセイランの強さ故の悲劇、「死」に慣れてしまう恐ろしさ。
世界観設定などの情報を最小限にし、死生観に注視している。
動きや表情がかわいくて眼福。
背景美術や草花、料理作画へのこだわりが感じられて良き。
「3D特有の違和感」を感じさせない合成技術により、引きのカットでは3Dモデルを使ってなめらかに動かしている。
戦争百合アニメ
見てて苦しいっていうか精神的に痛めつけてくるんだけどまあすげえしんどいってとこにまでは到達せずに終わって良かった
ファフナーやらそういった戦争アニメよりかはマイルドだからその分百合描写多くて見ている側は助かったんじゃないかと
そうは言っても人と人のぶつかり合いはかなり多く起こってるし何と戦っているか具体的に明示はされてこなかったのでそのあたりの違和感やら恐怖は残ったままのアニメ終盤だった
なんとなくな気持ち悪さを兼ね備えたハイブリッド型の百合アニメで良かったと思う
当たり前だけど少年少女が戦争に駆り出されてるって時点で相当ヤバいよね
5点中4.5点
★★★★☆
ストーリーは単純だが少女たちが戦争?に駆り出されているところが不穏な世界。
映像はかなり美しく、彼女たちとその世界が描写されていた。内面の描写と美しい百合関係がいい。
音楽も良かった。
序盤は戦争とかがありつつも大まかには普通の百合アニメかなと思ってたんだけど、ちょっとずつ話が怪しくなっていって、中盤あたりでセイランが死んだあたりからだいぶ切ない感じになっていってしまった。
セイランが戦争に駆り出されたときは、まぁメインキャラっぽいし怪我をしつつもミミが助けるみたいな形で生き残るかなって思っていたらまさかなすぐ死んでしまうという結果でだいぶ驚いた。
百合もメインではあるけど、心理描写がしっかりとされていて、感情に関する描写がしっかりとしていてよかったと思う。この話特有の設定を散りばめて説明してくれているのもよかった。
あとは単純に声優がすごいし、映像も綺麗だったと思う。
この作品は自分の好みにもだいぶあっていたから、そこでさらなる上乗せがされた結果、滅茶苦茶な高評価になった。
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話の大まかな流れのメモ(自分用)
・シーナとミミが出会う
・シーナが大怪我をして、ミミが治す
・ミミが蘇生魔法で生き返っていて不死身だと知る
・セイランの実力試験(セイランVSミミ)
・セイランが戦場へ行く
・セイランが命を落とす
・シーナに治癒魔法の適性があることが判明
・シーナとミミの喧嘩
・シーナとミミが仲直りする
・アリとセイランの過去話(アリとエスタが一緒に話しているところから)
どうしても木之本桜に見えてしまう。
もっと百合があっても良いと思う
視聴日:2026/07/11-2026/10/04
総合評価:94.0点
全体:9.5点 /10
映像:9.5点 /10
ストーリー:9.5点 /10
音楽・音声:9.5点 /10
メモ
各話平均:9.35点 /10
互換点:97.2点
時間が経ったら『OPがAmoreの作品だ』くらいにしか記憶が残らないと思う。
原作既読。本作はファンタジー設定や敵の事情といった世界観が緻密に描かれているわけではなく、死生観に重きが置かれており、決して百合一辺倒の作品でもない。物語の区切りとしてはもう少し先まで描くのかと思っていたが、セイランとアリのエピソードで着地させた。大切な人を亡くした喪失感を繊細に描きつつ、その積み上げとして原作のかなり先にあるサイドストーリーを組み込んで構成した点には、脚本の深い原作理解が感じられる。一方で、戦争の背景などは最後まで曖昧なままで、ミミとシーナの未来も持ち越しのまま幕を閉じた。何を重視するかで評価が分かれる作品だろうが、素晴らしいOP(今期トップクラス)の効果も手伝い、アニメ化としてこれ以上ない完成度で非常に満足している。