観た。良かった。味わい深い作品だった。20億突破すごい。
原作含め中高生向けなのかなっていうのがあって、内容は正直あまり刺さらなかったのだけど当時見てたらかなり影響受けたと思う。人それぞれ悩みや苦しみを抱えていて、それを作品に投影することで気づきや救いが得られるという事があると思うんだけど、 この映画は若い子へ向けたそういう可能性の詰まっている作品かなと感じた。個人的には小学校の頃の生々しい感覚みたいなのを少し思い出せたのが収穫。みんな悩んでるけど、大人目線でみると担任や親が気になって、身につまされる気分で集中できないところはあった。
あと、絵はさすが京アニって感じだったけどカメラというか構図というか、50mmくらいのレンズ越しにずっと覗いてる感じをずっと窮屈に感じながらみていた。(これは作品が主人公の私小説的な意味合いでの演出なのかなと思うが)
山田尚子監督はまだ31歳(←!)ということで、末恐ろしくなると同時に個人的生きがいというか謎の安心感がある(笑)
たまこラブストーリーでかたじけない事件から家帰るまでの描写が最高に好きだったので、ああいう描写をもっと見たいなと思います