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ttm_ben
@ttm_ben

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良い

春草君が嫉妬で出て行っちゃうのカワイイ。本当はついてきてくれて嬉しいのに、正論かざして芽衣を困らせちゃうのもカワイイ。本当に戻っちゃったらションボリするせに。

ほのぼの回かと思ったら物語の核心を突いてきましたね。
ことごとく現実と異世界(過去世界)が対になってるじゃないか。凄い脚本だ。
この物語は異世界で物の怪を救うことで、現実の自分の精神的な問題を解決して、自分で自分を救うということか。

人間だろうが物の怪だろうが、相手の心を理解して分かり合いたいとう、芽衣が本来持っている優しさの発露により、心閉ざして他者を受け入れられていなかったこれまでの現実の自分に結びつくと。
あのフラッシュバック演出は、この世界で出会ったいろいろな思いを持った物の怪と、自分を助けてくれる人間たちの思い出、そして最後に現実で誘ってくれた女の子の顔が初めて描かれている。
現実の自分は他者を物の怪のように遠ざけていた(藤田が物の怪を信じないと同じ)が、彼女たちにも優しい心があったのではなかという気づき。
また観方をひっくり返すと、現実の彼女たちには芽衣は物の怪だとも取れる。物の怪にも心があることをわかってほしいと傷ついている中で、手を差し伸べてくれた彼女(芽衣にとっての芽衣だったのかも)のことを拒絶してしまったのだと気づく。この行動は人間を信用していなかった白雪と同じだ。

そして、クロネコの抜け出した絵と、顔の描かれていない彼女たちが対になって、クロネコを絵に戻すことは、彼女たちの顔を認識できるようになること、すなわち彼女たちと人間として向き合えるようになるといことか。

ここ数話は異世界への残留要素が重ねられてきたが、現実へ帰るべきたとう想いも強く出してきたので、イイ感じに葛藤が深まりそうで楽しみ。



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