冒頭の夢がこの話の帰結するところな気がする。
一人だった自分を鴎外と春草が自分を受け入れてくれて、
同じように自分を受け入れてくれる人たち出会わせてくれた。
しかし彼らは消えて現実世界の自分を変人扱いするモブ女たちに変わってしまい、芽衣は再びヘッドフォンで世界を遮断し、また一人になってしまった。
この段階では彼女にとっては、夢から覚めて辛い現実に戻る悪夢かもしれませんが、演出的にはクロスオバーする彼らと現実の彼女たちは本当は同じ存在で、彼女たちから距離を置いてシャットアウトしているのはすでに自分の側の問題という感じ?鴎外と女の子のセリフ「行こう」への芽衣の反応からもそういうことなのかなって。
2話の時点でこの物語の見所をコンパクトにしっかり伝えるられているのはいいですね。
現実では満たされていない(主に自分らしさを認めてもらえていない)、コンプレックスを抱えて閉じている少女が
そのコンプレックスをあなたの個性であり、魅力だと認めてもらうことで、どう変化し、何に気づき、何を得るのかというテーマ的な部分
1か月というタイムリミットがあり、主人公は選択の時に向けて何かを決断しなければいけないとう物語のゴール設定
昔から主人公の近くにいた妖狐が、彼女に本来の魅力に気付いてほしくて仕掛けているという大枠の舞台設定
信頼のおけるプロ視聴者が猛烈プッシュしていたので遅れて視聴開始。乙女枠のアニメってそういえば観たことなかった。
1話はいろいろテンプレっぽいので今後に期待。
冒頭銀座の喧騒がヘッドフォンを付けるとカットアウトされる演出はよかったかな。同じシーンの赤い満月も印象的。