幾ら元が同じ存在だからと言っても月日経験が積み重なっていけば徐々に相違が生じて別人になっていくのは必然だろうが、其れでも飽く迄生み落とされた元の身代わりとしての役目だけを全うしていくのか、或いは明確に元とは違う一個人として確立していのか。どんだけ期待に応えようと見返りも何も無いようじゃ何処かで不都合は生じそうだが、そんな本当の自分が何か分からない中で如何自分と向き合っていく事になるやら。
何だか文学的哲学的な描き方な気がしなくも無いけど、そうやって一つ一つの記憶心情を読み解いていく事が身代わりであるナオにとっては自分を確立していく手段になるかもだが、じゃあ生み出した元である素直は如何なんだろうか、怠惰的な彼女にそいう言うのを読み解こうとする気はあるのだろうか。