サービス開始日: 2025-08-12 (92日目)
エレンが死んだって聞いた時のミカサは泣く素振りがなかったから、壮絶な経験をしすぎて涙が出なくなったのかな。。。って思ったけど安心したら泣いちゃうのほんとに
これを初めて見る経験をもう一度できないっていうのが寂しい。最初から最後まで、懐かしくて大切で14年の時が抱えるには重すぎる空気が漂っていた。
キャラクターは良かった。補完すべきところがあるということが明白な男女ばかりで、でもどこをどう補完したらいいのかは分からない。ただ、それだけで面白いからこそ主軸となるストーリーが難解すぎた。エヴァに乗ることが少年少女の承認欲求に関わってくるところまでは面白いけど、そういったキャラクターの感情描写をすくいとることだけで頭を使うのに、エヴァを含む世界設定までもが難しくて見づらい。あと一回は見る必要があると思う。
最終話は特に難解。シンジが世界は自分の思うように変えられるっていう結論に辿り着いたのは、成長した証拠だったのか?それとも現実逃避?途中にミサトやリツコの死体らしきものが映っているから、現実に耐えられなくてそういう思考に走ってしまったのかもしれない。もしそうならシンジはずっと逃げ続けていることになるけど、ラストだけは逃げることを自分で肯定している。たくさんの解釈があると思うけど、個人的には、最終2話で繰り広げたシンジの思考は、シンジの成長に繋がっていると思った。でも、現実の世界で何が起こったのかをもっと見せてほしかった気持ちもある。
時々、ミサトはシンジにキスしようとしたり、中学生に男を求めるくらい男からの愛に飢えてるんだなって思ってたけど、そもそも男女関係なく人間の愛に飢えてたのかもしれない。周りにいる全ての人間からの愛がないとハーネスが取れたみたいに生きていけない。
綾波の絶妙な設定も怖い。他人から見た綾波はただのクローン人形だけど、自分の中で明確に分からない暗いところがあるっていうのは、他の人間と同じように考えたり感じたりしているから?本当に都合のいい生き物。