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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

友人と毎話議論をはさみながらじっくりと視聴。とにかく情報の密度が高く、議論が尽きなかった。セリフの一つ一つから演出の細部に至るまで、すべてに解釈の余地がある。最も見事なのは構成だ。主に玲音の主観から構成される最も抽象的な1話から6話。一転して3人称的になり客観的背景が描写される7話から10話。そしてこのアニメ作品全体を秩序立てる用語が導入され、一つの哲学的主題(ハードウェア/ソフトウェア != 肉体/精神)へと収斂していく11話から13話。明確な全体構造が13話まで与えられず、指数関数的に具体性が高まっていく。それにより、コンピューターと哲学、そして80~90年代の諸問題が衝突するところで生じるいくつもの問題系へと開かれている。昨今はサブカル的に、ある種の異国情緒によって消費されがちな本作品だが、今でも全く古びない豊かな文学性という点において、もっと再評価されて良いと思う。



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