環境破壊によって滅亡の危機に瀕した地球を救うため、
一人の少女が目覚める。
少女の名は、有吉樹奈。
臨死体験によって地球が滅亡する未来図をかいま見てしまった樹奈は、謎の少年クリスの手をかりて、地球と心を共鳴(シンクロ)させ、大地のオーラを自在に操る力を得る。
そして、まばゆく輝くオーラスーツに身を包んだ樹奈は、人類滅亡をくわだてる不気味な魔物、羅亜邪一族との激しい戦いを繰り広げる。
破壊の道を突き進む世紀末の地球を舞台に少女の瞳は何を観るのか……。
そして、地球の運命は……?
ちょっと説教臭い。
Youtubeで配信されていたので見たが、ストーリー上で
ここまで主人公に何の説明も無いのも珍しい。
右も左も分からない、この場合で言うと敵が何かというのも
分からない状況で、察しろというのはムシが良すぎる。
しかも思い通りに行動しないからといって、愚かとは何だろう。
大昔の修行でもこれ程までの放置プレイはないだろう。
主人公の変化後のキャラクターデザインはレオタードみたいで
好みではないし、なにより額の勾玉があまり不思議がられないのが不自然。
そして主題は文明の否定。
文明が作り出したものは文化も含めて 全てが要らない物らしい。
逆に自然に任せると 人だけでなく地球全体が幸せに暮らせるらしい。
例えば
・水田は耕さなくても水が溜まり米が出来て、
・人間の活動は全て「楽だから」で帰結し、
・薬はごみを消費するための手段
との的外れの持論を展開する。
なんでも製作者がアジアの僻地に行ったときに、現地に何はもない
状態なのに何処よりも子供たちの瞳がキラキラしてたそうで、それに
触発されたらしい。
(めったに見ない外部からの人に好奇心を持つのは当然だろうに)
環境問題や社会問題を尤もらしく取り上げてはいるが、見当外れの
現状認識であるが故に、原作者の主張は独りよがりに聞こえる。