彩子と先生は心中だったのか
親に決められたレールを歩いていることを示唆した演出かと思ったら、崆でも先生への思いに縛られていて、無限のレールの上を歩き続けている演出にはゾクっとした。
このアニメ、演出の角度とセンスはここ最近では指折り数えるレベルじゃないか?劇場版レヴュースタァライトとかダンダダンに近しいものを感じるぞ。実写映像のフラッシュバックがすごく効果的。荒くて暗い映像が逆に引き込んでくる。そこからメビウスの輪が解き放たれ明るい世界になるのも最高。
「人の敷いたレールの上を歩く人生」というありきたりなテーマかと思いきや、そんな言葉では片付けられないほどすごい現世だった。先輩…、理論は正しかったがそれは人が踏み入ってはいけない領域だ。想い人の後を辿ったキャラだとてっきり思っていたけど、想像の数億倍上の角度だった。
ポッと出のやつが無責任に「縛られた人生から旅立て」と言うのは、いやお前この子の何を知ってんねんとはなったけど、そんな単純な解決策でもいいから救われて良かったと思えたな。
親子の話といい今回といい、テーマはよくあるものなんだが、そのテーマを活かすための舞台作りが巧いな。真っ直ぐ王道な面白さを根幹に持ちながら、世界観、演出という独自の強みも持っている。マジで面白いぞこの作品。
お調子者らしい歴史に残るバトルだ。ちゃんとエデンが戦うと強い。記憶を失ってクウに残って輪廻を離れる…
彩子さんは縛られた人生を送った末に先輩と一緒に亡くなったらしい。
エデンの初試合でラブアピールしてるのに笑ったけど、そこからの説得は熱い! メビウスの輪が絶たれる演出が素敵すぎる
生前パートにかわいいアニメーションも有って、こういうので良いんだよこういうので…。実写パートはやっぱり生々しくて何だか…。彩子はどれもかわいかったとは思うが。
女の子が1番嫌がるパターンなのはマジでそうだし、そこから唐突にお悩み解決説教モードに入ったのがうーん。
そういう背景が読み取れる情報を先に出しておいて欲しかったような…。
開示しながら説教だった(と私は思った)から、何で急に説教されてる?って置いてきぼり感が有った。
要とサブロー中心に進むのかと思ったら、何か思ってたのと違うな…。
ここまで見てすごく良いとこも有るけど、引っ掛かるとこも有って評価に悩む作品だ。
アニメのカテゴリですが比較的長時間の映像に人物の実写が出てきます。