本日の夜実況。
初回アバンで描かれた様に、キュアムーンライトは次のプリキュアに使命を託した。
実際に使命を受け継いだプリキュアたちにも会えたことだし、彼女には引き続き、未熟なプリキュアたちを導いていく責任があるだろう。
この責任を前提とした上で、ゆりさんの初期の「塩対応」について考えていく。
この回を改めて観ると、つぼみやえりかに対して協力的な態度ではないと、薫子さんの目にも映っている描写がある。
自分は以前、この塩対応をゆりさんを「上げる」為の描写であると解釈していた。つまり、「後輩を想う故の塩対応であり、仕方なく厳しい指導を行っている」のであると。その一方で自分は、ゆりさんの態度を「褒められないものである」と感じていたから、この上げっぷりを評価できなかった。
しかしどうやら、ゆりさんを「上げている」という解釈は誤解である。
薫子さんの目を通して、ゆりさんが乗り越えるべき「弱さ」が、序盤からはっきりと描かれていると再評価できるようになった。
「とても良い」はこの点について。
この回では、ゆりさんの実父が行方不明であるという情報も初めて提供されている。
そして皮肉なことに、その実父本人であるサバーク博士の出番も多くある。
サバーク博士は、実娘であるキュアムーンライトを「奴」呼ばわりしたり、ダークプリキュアに対して(一見厳しいが)娘のように接していたりもする。やりたい放題であり、本当にゆりさんが気の毒だ。
キュアムーンライトとサバーク博士の親子関係は、後付け設定とのこと。この目線で、月影家の描写には違和感を感じた。
謎イケメンかっこよすぎる。心の大樹を探して家を3年ぐらい空けてそう。
ゆりさんを抜いてビルにふっ飛ばされるブロッサムとマリンのシーンや、煙を扉のようにこじ開ける質量感のある演出が良かったですね。
ムーンライトのプリキュアの種が砕けたらダークプリキュアも機能停止するとかそういうアレなのかしら……
本日の夜実況。先の展開のネタバレあり。
前後の回は、特にゆりさんや薫子さんの心の動きに注意しながら観ている。薫子さんはゆりさんの果たすべき役割を知りつつも、一方でとても心配しているのがわかる。
サバークが、良く知っているはずの街に下りてきた。
ほんの少しでも感情を揺らされたことがわかる伏線があると良かった。この話数ではまだ早過ぎるだろうか。
写真でちらりと登場したのは、その様な意図か?初見で気付く者はさすがに、そうそういないと思うけどw
追加戦士の正体探しはフレッシュプリキュアの時のようにはこだわらない。
つぼみとえりかは、家業がお花屋さんと洋服屋さん、家族もハイスペックエリート。まるで女の子の夢の塊。それに対してゆりの家族は、父親は頭のおかしい研究で行方不明、母親は駅の売店で(多分)パート、そして団地暮らし。ものすごいギャップ。
ダークプリキュアはとても強いけど、ニセモノコンプレックスで本物のプリキュアに執着していて、哀れにも見える。
片翼で飛翔するダークプリキュアがかっこいい。いいキャラデ。
ゆりの家が団地。あの感じだと分譲かも。
プリキュアの種のかけらを持ち続けているのは、ゆりにまだ戦う意志が残っている証左か。
ゆりさんの正体が明かされる。
繰り返すようだけど、同情の余地はあるにしても、彼女の態度に感心しない。
つぼみとえりかに過酷な運命を背負わせたのは、そもそもあなたではなかったか。そりゃ本人たちはノリノリで変身してるように見えるがw、それにしてたって感謝やねぎらいはないのか。
この回まででは事情はわからないが、どうやら心に深い傷を負っているらしい。心に脆さを持ったゆりさんのことを、薫子さんはいつも心配している。
最終的にゆりさんが悲しみを克服するまでの展開には、大きなカタルシスがある。今はまだ、その仕込みをしているところ。
冒頭、1話のデジャヴかと思ったwゆりさんのお母さん、行方不明のお父さん、サバーク博士の命令を無視してゆりに襲いかかるダークプリキュア、「お前は私」という言葉…伏線色々出てきたね。
いやーしかしピンチを度々救ってくれるあのイケメンさんは誰なんだろなー(棒)
(2017/7/3)