YouTubeでこの回が期間限定公開されていた。
この魅惑的なサブタイに抗うことができず、つい最後まで観てしまった。
この回は原作には影も形もない、完全アニメオリジナル回である。
以下の強敵たちが絶え間なく現れ、ケンシロウを窮地に追い込んでゆく。
・武装バギー軍団(軍団長:ヒドラ)
・線路なき砂漠を驀進する「南斗列車砲」
・廃戦艦の魔改造で作られた「大要塞」
・武装ヘリ軍団
KING配下の超兵器の前に、ケンシロウは遂に倒されたかに見えた。
直接指揮を執った大将軍バルコムは勝利を確信し、ケンシロウの死をシンに報告したところで終了。
視聴者は当然ながら、誰一人ケンシロウが死んだとは思っていないのだがw
スタッフの悪ノリが最高潮に達している神回である。
北斗の拳のファンなら、いや男なら、必ず観るべきエピソードだ。
武装バギー軍団を軽く蹴散らしたケンシロウし対し、シンは南斗列車砲の出撃を命じた。
明日の食料すら危ういこの世界で、武装バギーや列車砲が故障せずにケンシロウを襲っていたことについては「そのような世界観である」と受け入れる以外にない。廃戦艦や武装ヘリと言った高火力の兵器がその後も登場し、戦火はエスカレートしていく。
列車砲の出撃をシンが命じたことから、兵器開発は部下の暴走などではなく、シン自身の意志で行われていたことがわかる。
砂漠に列車砲が登場したシーンや、線路なき砂漠を列車砲が廃戦艦にむけ驀進するシーンには大興奮。
北斗神拳だの南斗聖拳だの割とどうでも良い回だった。些細なことを気にしてはいけないのである。