捕虜を拷問するアシェラッドの冷酷さに戦慄したけども、かつて先住民のケルト人を暴力で追い出したアングロ人にそれ以上の暴力で蹂躙しても文句はあるまいと言う理屈もすごいなと。
でもまあ、これが古代から中世の歴史なんだろうなと思うけど、それは近現代の欧米の植民地主義まで残る精神性だ。力が野蛮さであるのはある意味今も変わらないけど、それは人間の持つべき知性ではなく、原始の獣性の成れの果てだ。人類の歴史はケダモノから人間へと移行するために進んいくと思わせられた。
後半の迫り来るトルケルの脅威と、アシェラッド兵団内の造反は緊迫感がすごかった。力が全ての組織だからこそ、アシェラッドの手筋が悪いと見て裏切りを画策する者も出てくる。それを読んでいるアシェラッド。単純な日和見だけでは生き抜けない局面があることをアシェラッドは知っているようだ。
アシェラッド兵団はどうなるのか。また、ドルフィンやクヌートの行く末は。
アシェラッドに叩かれてからクヌートの顔つきが変わった。ついに、王者への道を歩み始めるのか。
相変わらずの怪物だなあ
前回利己主義と書いたけど、それが今回のことに繋がっている。利己主義な者には利己主義な者しかついてこないってか。
まぁほとんどはアシェラッドが"できる"からついてきてただけだろうしなぁ。
それにしてもトルケルのボス感がやばい。かっこいい。
ついに来たか。
強いものが生き残る時代で数を失ったアシェラッドに未来はあるのか?
崩壊しかけのアシュラッド軍をどう立て直すのか・・・ 王子をどう使うんだろう?
拷問して情報を得ようとして、追う側逃げる側。
裏切りの兆候、追いついたトルケル。
イングランドの隊長さんへの拷問なかなか。トルケルが追いついた。そして仲間に見限られるアシェラッド。
アシェラッドの人種的なアイデンティティはウェールズ人だからデーン人もアングロサクソン人も大嫌いで、本心を見せたかと思えばすぐにおどけて誤魔化すし、歴史に詳しいから一つの価値観を盲信することもできず、かなり屈折してる。部下の大部分も信用できない。そんな彼が自分の命を狙うトルフィンを信用してるのが面白い。
クヌートはアシェラッドの失礼な物言いにカチンと来たのか、それともラグナル殺しの犯人にちょっと気付いたのか。
アシェラッド側の戦士がトルケル側につきたがってるけど、全てのデーン人が立派に戦って死んでヴァルハラに行きたいと望んでる訳じゃないのかな。ヴァルハラ信仰は忠義とは無関係?
トルケル強い
続きが気になるのですが。
トルケル何なんだよマジトルケルだよ