#年忘れ大実況2022 として視聴。
ルミナスが実質的な主役。ルミナスをつい選んでしまうこの一作。
お話は綺麗にまとまっているし、シャイニールミナスの設定も活かせていたし、バトルも素晴らしかった。特に演出。
ただ、この二人が洗脳されているとはいえ、戦うのは見たくないし、目のハイライトが消えるわけでもないから洗脳されている感が薄く、アツいバトルけど辛い……という気持ちが強くあった。
もちろん出されているものは素晴らしかったのだ。洗脳ホワイトを信じてノーガードを貫くブラック。意も介さず殴り続ける洗脳ホワイト。
洗脳されてしまったブラックに「なぎさ…」と呼びかける、洗脳がとけたホワイト。しかし意も介さず「ホワイト…?(妙だな…)」と蹴り飛ばす洗脳ブラック。
洗脳ブラックを信じてノーガードに出るホワイト。殴る瞬間、ほのかの姿がちらつくも拳を止めるには遅すぎて、天高く殴り飛ばしてしまうブラック。
両者の拳と心の痛みが、描かれずともリンクしたように、正気を取り戻す二人。
激アツなのだ。激アツなのだが……もう二度と見たくねえな……というねw
年忘れ大実況、2本目。
「雪空のともだち」というタイトルだが、本作で扱われている友情は二組。
一組目はもちろん、なぎさとほのか。ふたりのパートナーシップが、フリーズン・フローズンのコンビと対比する形で問われる。
敵の策略によってガチでやり合っていたブラックとホワイトが、幼女たちのトラウマになったとも言われている本作。本作を最後に、プリキュア同士戦うシーンが封印されたとも言われている。とはいえよく見れば、このシーンは友情の尊さというメッセージを構成する為に必要であるし、尺が有限である劇場版作品に対して、無意味なシーンを含めるなどというミスをあの成田さんが犯すはずもない。
トラウマとなりうるシーンを避ける営業判断は妥当、初見の時は自分もそう思った。しかし、視聴対象である小さなお友達もいずれは成長するし、これらのシーンがもし「本物」であれば、その意図を将来汲み取ってくれるはず。どんな残酷に見えるシーンも、表現としての必然性があるならば避ける必要はない。ある人に言われ、後日そう思い直したことを思い出す。
逆に、必然性のない軽薄な鬱展開(言わば「ふいんき鬱展開」w)のことを、以前以上に嫌う様にもなった。まぁこれは余談。
もう一組は、ひかりとひなた。「クイーンの命」という自分の正体に半信半疑だったひかりが、ひなた(鳳凰)を復活させる為に真の力を振るうシーンがクライマックス。
鳳凰は自分を復活させたルミナスに礼を述べたが、鳳凰とクイーンという立場以前に、ひかりとひなたという二者の関係は変わらない。ひかりは結局、ひなたのことを一度も「鳳凰」とは呼ばず、「友達は、友達にそんな言い方はしないわ」と返した。
本編では12のハーティエルがクイーンの個々の感情を司っていたが、ひかりの本質は女神に近い存在であると同時に人でもあるのだと、改めて思った。
YouTube配信で視聴。ブラックとホワイトが同士討ちする、という情報だけ知ってたけど、フルで観たのは初めて。
なぎさ、運動神経いいけどスノボは苦戦。んでほのかと藤P先輩がいい感じに滑ってるからギクシャク。
フリーズン、フローズンが結構陰湿。ホワイトの心に氷を植え付け戦わせ、ブラックが無抵抗だからとブラックにも氷を植え付けて相討ちさせるなんて鬼畜の所業だよな…。。ただ、洗脳とは違うからふと過去の記憶がよぎって元に戻るのかな。戻るプロセスはよくわからなかったけど、仲直りできてよかった。
旅館のTV、突然の実写「アタック25」にはびっくりw
氷漬けにされたあとに鳳凰の火で溶かすとか、急激に伸びる豆の木で雲の園までいっちゃうとか、色々激しいw
強化フォームはブラックホワイトだけかと思いきや、最後にクイーンの力で鳳凰を目覚めさせるときにルミナスも発現。綺麗だった。