ボロ泣きした。無いものは付け足せばいい。晃さんを救ったのは藍華だったなんて…。素敵過ぎる…。
#アニメ #ARIA
・繊細な藍華だからこそ感じる、残酷な現実→シビアな現実から目を背けずに物語を書く、見事なシナリオ
・過去の晃は藍華に救われ、現在の藍華は晃に救われた→この不思議な関係のドラマはすごすぎる! ARIAシリーズの中でもトップクラスで好きなエピソードになった
・三つ葉のクローバーでも、花びらを加えれば四つ葉になる→新たな行動指針を手に入れ、藍華はさらに成長した→ますます結末を意識させる展開
ふたりの天才に囲まれ、自分は「持たざる者」であると、自信をなくしていた若き日の晃の回想。
何故そんなに強いのか、つらくなかったのかと問うたのは弟子の藍華。その晃を救っていたのは、意外にも、幼かった頃の藍華自身だった。
晃のふたつ名、「深紅の薔薇」がこのエピソードに由来するのは間違いない。晃本人はとぼけていたけれども。
晃を救った薔薇の花びらが藍華に還されるという、粋なラスト。近い将来、この薔薇の花びらに込められた想いが、藍華を「薔薇の女王」に変える。
ARIA屈指の良回。ARIAには、世代と師弟の物語という側面が強くある。
それは最新作でも変わっていなかった。
藍華ちゃんにとても共感するお話でした。
身近に自分が欲しくても手に入らない煌めくような才能をもつ人を見るのは辛いことで、才能がないというのは何かを辞めるには充分過ぎる理由にも思えます。しかし何らかの尺度で測られるものが才能ならば、何を幸せとするかと同様、結局のところ本当の才能とは自らの尺度で見つけ出すものなのかもしれません。そして、大きな才能の前にはどれだけ小さな一歩に見えても、昨日の自分より少しだけ前に進めた、この日々の確かな喜びは才能の如何が奪い去ることは出来きないのだと思います。
藍華ちゃんがまーた曇っておられるぞー!