古代ローマの拳闘スタイルへの考証がそれなりにしっかりしている印象。
打たれ強い打撃系格闘家がいることの説明が新鮮だった。身体の柔らかさか……。僕はナチュラルに衝撃分散する角度でパンチをもらうタイプが打たれ強いんだと思ってて、その視点はなかった。
当時の拳闘はフットワークがほとんどないんだなと。フットワークの技術があれば、フェイントからのステップで回り込んで打てるし、エムデンのようなすり足タイプは翻弄されると思うけど。思えばフットワークを本格的に使うボクサーはモハメド・アリ以前はそんなにいなかったのかも。
セスタスが当てた右ボディはタイミングがカウンターだからかなり効く。
エムデンの3連撃は今でいうコンビネーション。
いいところで終わったけど、あの感じだとやっぱカウンターかなと。大きなウェイト差を跳ね返して一撃で仕留めるには踏み込んでカウンターか顎先へのピンポイントブローしかない。
史実のポッパエア・サビーナは美貌と話術で人々を魅了したとか。
追い詰められても立ち上がるセスタス。
セスタスの強み、
体制を崩しながら攻撃し、
観客がセスタスを応援し始め、
仕留めにくるエムデン。
構えを変えたエムデンに立ち向かうセスタス、
流血で左目が見えづらくなるセスタス、
雌雄を決する時。
アバンの前回までのセスタス、戦闘中に必殺技指南の件、ナシカの過去回想、モノローグ、説明の多さ。やるにしてもここじゃないだろう。
試合がせっかく盛り上がっていたところなのに水を差しすぎる。何考えてるんだ。