時は、明治64年。
舞台は、徳川慶喜が絶対権力を維持し続けている、もう一つの日本。
国家は、独自のエネルギー源、”龍脈”を整備し、江戸時代と科学が混ざり合う、独特な発展を遂げた。
しかし、そんな華やかな都市の裏で、
革命の炎をくすぶらせ、政権打倒を目論む、反体制派組織クチナワが、うごめく。
その駆除を任された、徳川政府の闇組織、「鵺」。
幼い頃、家族を殺された雪村咲羽は、「鵺」の処刑人となり、その仇、蛇埜目を探し続けていた。
7話まで毎週追いかけたけど、後からまとめて見ようという気になった。8話〜最終話までイッキ見、クズハラが徳川家を倒幕して、サワが刺されてアサヒと会話をしながら穏やかに死んだ。ハッピーエンドではないけど、クズハラとサワが新しい時代を生きるために過去にケジメをつけた。個人的には続編は不要。アサヒが怒り・復讐心を燃やして続編へのアプローチという最終話だった。無いほうが美しいと思う。
龍脈の力で江戸時代がまだ続いている世界で反体制派の始末をしながら親の仇を探す女性が主人公。
各登場人物が実は生きていたの連続だったのはちょっと……という感じだけれども切なさというか物語の余韻みたいなものが好き。
出だしは良さそげだったのだが、、、
独特な作風でハマれば強そうだったが、結果自分的にはあまりハマらず。
キャラクターを無駄に増やさずに展開したのはキャラクター性の理解の促進という意味でも良かったが、死んだと思ったら生き返ったりみたいな展開でかなり萎えてしまった。
アフレコ面もよくいえば個性的だが合っていないシーンも多く、作品への没入感を阻害することもしばしば。
テーマ的には面白くなりそうな感はあったが、少し残念な仕上がりだったかな。
作者が作品を通じて何を言いたいのか、わからなかった。
ヒロインが身を寄せた組織が人でなし揃いで、そのことが悲劇の根源というだけ。
実在しない怪物が登場する時点で、歴史物としては破綻している。