宮崎駿監督の頭の中をすべて引っ剥がして、それでぶん殴られたかのような、まるで夢を見ているかのような感覚に陥る映画。
世界観がぶっ飛んでいて、とにかく面白いし感心させられる。一言では表現しがたい、まるで「キュビズム」の絵画を観ているかのような作品。きっと何度見ても完全には理解できないのだろうが、だからこそ面白い。
そして、その言葉にできない不思議な演出を、映像、音楽、そしてキャストが完璧に表現しているのも本当に素晴らしい。
しばらく時間が空くと「すごく面白かったはずだけど、どこが一番好きだったっけ?」となってしまうので、定期的に映画館で浴びることが大事な作品です。
特定のシーンが突出しているというより、最初から最後まで全体的にまんべんなく面白い。登場人物がみんな個性豊かで、自然と感情移入してしまいます。
エンタメとして楽しいだけでなく、どこか道徳的なメッセージ性を持ち合わせているところも、何度も観たくなる理由の一つです。