サービス開始日: 2023-03-16 (667日目)
勇太の中二病の原因である七宮によって、六花の恋が進展していくのが良かった。
そして七宮自身の恋愛事情は、皆口を揃えて言うけど儚いよね。中二病のせいで恋が出来ない、つまり「中二病でも恋がしたい」。勇太と六花のことも表してるだろうけど、七宮のことも表してる良きタイトル。
あとOPが強すぎる。アニソンでTOP10に入るほど曲が好きだし、映像も気合い入ってる。
遂に完結。最後の最後までストーリーにツッコミ所が多いんだけど、まぁ雰囲気を楽しむアニメだよね。エモいシーンは多いし、何も考えずに「頑張ってるなぁ」と割り切るしかない。
ただ、OPの疾走感・高揚感が無くなったのが残念。OPは低めの評価だけど、最後の絶唱前の曲は良かった。
それにしても、この作品のテーマが「なんとか分かり合えない人同士が分かり合う」だろうに、結局力で決着してるのが駄作を決定付けてるよね。「分かり合えないこそ人は輝く」と結論付けてるけど、力で解決出来なきゃ争いが起こるだけ。せっかく良いキャラやエモいシーンが多いのに、作者が適当すぎ。駄作。
ストーリーの筋やエモさ満開のバトルシーンは良いんだけど、シリーズを通してホントにツッコミ所が多い。ユニゾン等色んな方法で相手に対して行くことは面白かった。
ただ、響の思想が世の中を知らなすぎというか、何とかなると思い込みすぎてる。サンジェルマンは奴隷で支配者を駆逐したい という思いに対して、それ以外の方法を提示出来ないとただの何も知らない人が言う我儘。サンジェルマンはそれに対して何故納得してるのかも意味分かんないし、自分が当事者だったら他の方法を提示しろや ってなると思う。
結局アダムとは話し合いで解決してないし、いい加減現実を見て欲しい。そういう綺麗事ばっかりな点はほんと駄作。
やっぱりこの作品は細かい所や粗を気にしなければ面白い作品だと感じる。エモいシーンが多いし、キャラが強くなっていくのは面白い。
特に気になるのが主要人物達の信念がブレブレな所。信念を忘れて1人で悩んで、誰かの言葉で助けられる っていう展開が引っかかる。
そしてイグナイトモジュールだが、部下(?)たちと戦い始めてボコられてから使うのは遅くない?翼に関してはソードブレイカー相手なのにまた素で剣で戦おうとするし。
最後の展開も、結局歌でキャロルを救えてないのでは…?と思ったり。記憶喪失で素の状態だからエルフナインを救えただろうし。
タイトルと序盤の展開から、元中二病の主人公が現中二病に世話を焼く話と誰もが想像する中、中二病という設定を上手く使った感動的なストーリーに仕上げたのは凄いと思う。中二病に救われる って良いな。
そして最後の語りで、誰しもが中二病と言っていたことに結構共感できた。
OPは流行らせる気満々な映像してるよねホント。日常系アニメのOPで1番上手くいってるんじゃないかな。曲も良いしどこからの発想なのか不明なあの映像は天才すぎる。