エモさという自重だけで氷を割って進む砕氷船。
感情を吐露するシーンや感動させたいシーンには必ず挿入歌ぶち込むのがあまりにも単調。
元いた場所から遠ざかれば遠ざかるほど、個々人の感情やバックグラウンドに寄り添い始めるのは『インターステラー』感。
零細民間南極調査隊の宣伝キャラクターとして女子高生が話題性のもと利用される話に感動していいのかという疑問があるけども、その辺のグレーゾーンにはまるで触れず青春したいという感情と重ね合わせたのは上手い。アニメ的リアリティラインの特権だね。『若おかみは小学生!』も未成年者サービス労働の話だけど、アニメ的リアリティラインのコントロールでうまく回避してたしね…。