割と王道な前日譚。
社長の口調、グループ名がラブホの名前、デビューライブでパンチラ連発。アイドルアニメという現実のアイドル以上に清廉潔白さが尊ばれるジャンルで敢えて下品さを出しに行く挑戦的な姿勢が垣間見えたという意味ではとても面白かった。
作画のクオリティは映画ということを考えれば決して出来が良いとは言えないが、ライブシーンが手書きだったのは好印象。
全体的にお約束を打ち破りそうな雰囲気を感じた作品だった。テレビ版も見ていこうと思う。
主人公は高校生だけど、相手が高校生だけじゃないのがやっぱり面白い。50代の大ベテランや元クイーンのママさんをはじめ老若男女関係なく闘う競技かるたの魅力が伝わってきた。その中でキャラクター一人ひとりに背負うものがあって物語に重厚感があって1期から3期までの6クールがあっという間に感じられた。