ベルくん、勇気を振り絞ってウィーネの前に立った。
ディックスはダイダロスの血の呪いによって人格が歪んだと言えるだろうけど、このエピソードは人間性(心)とは何かということが大きな問いになっているように感じる。
ベルくんは愚かではない。人間性の核心を魂で守ろうとしているように見える。我が身可愛さにウィーネを見殺しにすることは、ベルくんにとって心を捨てるのに等しい。最も大切な精神は良心なのだから。
この場でロキファミリアや街の人々の理解を得るのは難しい。ゆえに状況はとても厳しいけれど、ベルくんにとってもヘスティアファミリアにとっても避けられない正念場かと。