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とても良い

ヒリングはダイダもボッジも愛している。一見高慢な態度は不器用ゆえのことで、良い人なんだよなぁ。
この作品は人間を一面的に扱わない。
ボッス王もミランジョも、悲しみと歪みを心の内に同居させている。
母としてのヒリングの愛情はとても深い。
ボッスは自分も流れに身を任せると言う。ダイダの身体を乗っ取る形で蘇ってしまい、ミランジョの望みを叶えたい気持ちとヒリングを助けたいという気持ちの二律背反を自分でも御せないでいる。鏡に映ったボッジの面影を思い出すあたり、ボッジに何か期待しているのかもしれない。
暗闇の中でダイダは兄の生まれつきの境遇を想像する。国のためと思い兄を殺そうとまでしたダイダは、苦しみの中で兄への思いを強くするのだろうか。



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