サービス開始日: 2020-05-11 (1652日目)
VS日本全国おもしろメダロッター対決回。
前回メダフォースという切り札を得たメタビーとイッキ。
でもそれに甘えちゃダメよというお話でした。
今回は作画監督の癖か、今まで見たことのないデフォルメや崩した表情が多めでした。
それに触発されたのか、声優さんの演技もギャグ色の強いものに。
4クールアニメは一部の回で癖のある作画があるのは当然。
むしろ普段見られないイッキたちの表情や演技が見れて、得した気分でした。
作中で明言したとおり、ランキング決定までの期間はあと二ヶ月。
これがリアルタイムで進むなら、あと八回は日本全国おもしろメダロッター対決が続くことに。
最近視聴が辛くて仕方ない仮面ライダーゼロワンは、お仕事対決を五回やるといったあたりから失速していました。
メダロットには便利なロボロボ団や怪盗レトルト、さらに奥の手のロクショウもいるので、たぶん失速はしないと思うけれど……ちょっと不安。
次回以降に期待したいと思います。
以下余談。
オープニングのメタビーとイッキが登場するシーン。
足元のアレがどうみてとダ○コンのメタファーですよね。
歌詞も「でっかく生きろよ男なら」だし。
ああいう性的なメタファーを隠し味にしつつも、しっかり子ども向けアニメとして成立させている。
メダロットが好評だったのは、そういうネタをあつかう時のバランス感覚がよかったことも一因なのかなと、考えました。
追記
アリカのヒロイン力が見れたいい回でした。
イッキママとキクヒメのシーンは、声優さんの一人二役が見られてかなり貴重。
さすがは声のプロです。
最終選別スタート回。
冒頭の炭治郎を抱きしめる鱗滝さんのシーンで泣きました。
そう、こういう大人がちゃんと子どもを大切にしているシーンに弱いんですよ。
その後最終選別の開始と共に、後にレギュラーとなるであろう人物の姿がチラホラ。
確か金髪のキャラが人気だと聞いたので、どのようなキャラなのか今から期待です。
鱗滝さんが授けたキツネの面にあんな意味を持たせるとは……作者は視聴者のイジメ方がよくわかっているようだと関心しました。
だからこそ異形(これまた大御所声優!)を倒すシーンにカタルシスがあります。
戦闘に水のエフェクトを使うなど、見ていて楽しい派手なシーンが増えてきました。
これを幼稚な少年マンガ的ととらえるか、楽しませることに特化したエンタメ的ととらえるかは、その人次第でしょう。
次回以降はなにを描くのか。
先が非常に楽しみです。
ここから先は余談。
ジャンプ作品だと、今年アニメが始まるダイの大冒険がとても好きです。
ただダイの大冒険が完璧な作品かというと、意外と隙があったり。
中でも、ダイの冒険がわずか三ヶ月のできごとだったというのは、あまりにも無理があると思います。
あれだけの大冒険と成長物語がわずか三ヶ月のできごとだったなんて、さすがにリアリティがありません。
その点、炭治郎の成長に二年の歳月をかけた鬼滅の刃は、このあたりの反省が活かされているように感じました。
リアリティを重視するなら、修行期間が十年とか二十年でもいいわけですが、それだと『少年』ジャンプの主人公になれないですからね笑
ようやくこの作品の正しい見方がわかりした。
それはズバリ「攻めが人外バージョンのBLとして楽しむ」です!
人外さんたちって基本かわいいんですよね。
それにかわいい攻めって、なんかいいじゃないですか?笑
なんてテキトーなことを語ってますが、作品を受け取る方向性としては間違ってないと思います。
人外さんたちの奇行に笑い、可愛さに癒やされ、夫婦の関係性に萌える。
こうやって考えると、いろんな楽しみ方がある、よくできた作品であることがわかりました。
それだけに一話切りの対象になりやすい一話目のアレな作りだけが、残念でしかたありません。
メタビー覚醒回。
幼い頃好きだったビーストマスターの大活躍ぶりにかなり満足しました。
それもテストタイプのモデルという設定が中二心をくすぐります。
ひよこ売りがひさびさに出たと思ったら、ひよこがニワトリになってました。
一話の頃はあんなにキメてたのに、ただのおもしろいおじさんに変化。
ひよこ売りの挽回に期待します。
ロクショウが一時退場したわけですが、やはりシリアスになりすぎるキャラだったので、あつかいが難しかったんでしょうか?
まぁ次回以降のバトル&ギャグ路線(になると思っているのだけど、どうなんだろう?)でヘタにキャラを壊されるよりはいいかも。
やはりコウジのキャラを壊したのは、少し根に持ってます笑
試練&特訓回。
あっけないくらい月日が流れて行き、この話だけで確か二年くらい経過したようです。
それくらい鍛えなければ、ただの炭売の青年である炭治郎は戦士になれなかった。
そのリアリティがしっかり伝わってきます。
途中から現れた不思議な少年&少女も雰囲気作りとして上手く機能してました。
果たして二人の正体はなんだったのか、答えを明かしても、このまま退場しても、どちらにしろおいしいですね。
よくできたキャラです。
次回はいよいよ試験が始まるようですが、禰豆子は目覚めるのか、炭治郎は全集中の呼吸をマスターできるのか。
今後も見どころたっぷりです。
正直『一話目は失敗だったな』と再確認した二話目。
ハッキリ言うと、この二話が一話目でもよかったんじゃないでしょうか?
一話目が伏線なのはわかるのですが、そのせいでストーリー性が皆無&わけわからない展開&人外さんの良さが全然伝わらないと、とにかくダメダメでした。
で、この二話目。
ショートアニメなので多少登場人物たちの感情が早送りになってますが、まぁそれはよし。
驚いたのが、人外さんの『嫁』なのに、嫁である主人公が男だったこと。
新たなBLのジャンルなのか、それとも人外さんは実はメス(もしくは性別がない)なのか。
物語としては、今のところ人外さんの奇行とともに、魅力を伝えようとしている段階。
人外さん自体は可愛いし、今後二人の仲がどうなるかも気になる。(あとEDに単眼ちゃんがいるし)
とりあえず視聴を継続することで決めました。
二話構成のシリアス&ロクショウ覚醒回。
ついにレアメダルの真の力、メダフォースがあきらかに。
あのメタビーが一撃でやられる姿は衝撃的でした。
普段は冷静で虫も殺さないメダロット、ロクショウの怒り狂い暴走する姿は見ていて胸が苦しい。
前回のコウジも暴走してましたが、今回はロクショウのキャラを守った故の暴走だったので、物語として破綻はなし。
さらに1クール目以来のメタビー敗北&二話構成のお話なので、制作側の気迫を感じます。
次回はエヴァ初号機……じゃなくてビーストマスターが登場が確定。
幼少期にとても好きだった敵メダロットなので、活躍に期待です。
一話目のシリアスさがウソみたいにハイテンションな冒頭にビックリ!
シリアス一辺倒ではなく、しっかりギャグも入れていくという制作側からのメッセージを受け取りました。
前半はモブ鬼(なのに声優はまさかの……)との初対決、後半は師匠キャラからの試練と、かなり濃い内容。
特に初めて鬼と戦うシーンは大変迫力がありました。
鬼の人を超えた異常な身体能力と弱点、それらが一度に描かれたことで、より物語に没入できます。
師匠キャラの説教もちゃんと物語のテーマを補強するものになっており、おもわず感心しました。
確かに炭治郎のこれから先の旅には、覚悟が必要です。
その覚悟の必要さを再確認させることで、旅の厳しさを革めて実感させられました。
相変わらず作画もすごいし、見どころもある。
ただ一話ほどの興奮はなかったので、評価は期待もこめて『良い』で。
次回が楽しみです。
前回のシリアス話がウソのようなギャグ回。
恐らく以前の話で出た『コウジは虫が苦手』という小ネタからふくらまして脚本が作られたのでしょう。
ではおもしろかったのかというと……正直微妙。
レギュラーキャラが大体登場したり、みんなの仮装が可愛かったりした部分はよかったのですが、他に語るところがあるかと言うと、特になく。
あとカリンちゃんがロボロボ団の仮装(それもやけにフェティッシュな)をして出てきた時は『本物のロボロボ団と間違われるか、混ざる展開があるな!』と思ったのですが、実際の話ではそれがスルー。
ロボロボ団に仮装ではなくわざわざ普段どおりの格好をさせていたあたり、そういった初期プロットが実はあったのではないでしょうか?
しかし途中でシナリオの内容が変わり、カリンの仮装だけが残ったのだと、つい深読みしてしまいます。
それにコウジのキャラをいじるのはいいのですが、いじりを超えてキャラ崩壊させてしまったのは、正直あまりよくなかったような。
どうせならイッキのライバルらしい、格好いいところを見せて欲しかったです。
あ、あとカマキリの卵の話がやたらリアルで印象に残りました。
それ以外は特になし!
普通のギャグ回でした。
原作未読での感想です。
実はこの一話を見たのは三回目。
最初見た時は『ユーフォーテーブルの作画がキレイなだけのアニメか』と続きを見ませんでした。
二度目はYou Tubeの公式動画をテレビで見ることになり、家族と鑑賞。
『飽きさせない内容だったな』という父の感想が頭に残ったものの、まだ続きは見ず。
そして今日、ふと『鬼滅の刃を見始めるなら今じゃないか』と思い、三度目の鑑賞に至りました。
三度も観ると色々見えてくるもので、まずこの一話目の完成度がやたら高いことに気づきました。
最初は作画の美しさにだけ目が行ってましたが、よくよく考えると物語構成も素晴らしい。
たった一話で主人公の目的と敵、世界観を完全に説明仕切った内容からは、スタッフが物語作りに本気で挑んでいるんだろうなという、気迫が感じられました。
主人公の炭治郎のキャラもいいですよね。
一見するとみすぼらしい身なりの(その割には派手なファッションセンスですが)やわ男ですが、実際は家族思いで頭も切れるいいやつでした。
額の傷もドラマを感じますし、こんないいやつがこれから鬼と血みどろのバトルを繰り広げるのかと思うと、少し切なくなります。
冨岡義勇も厳しい中に迷いが見えるところが実に人間くさくてよかったです。
炭治郎たちに可能性を見出し、二人を鬼殺しの世界へと誘う。
なんだか終盤で死にそうな雰囲気があふれ出てるくらいいい人なんですが、大丈夫でしょうか?
一話目で世界観を説明仕切り、最後に表示されるサブタイトルの『残酷』も、作風を明確に表していて実にいい。
三度目の鑑賞でしたが、明日からようやく二話目を観ることができそうです。
実におもしろい一話でした。
トリガーによる傑作ショートアニメ。
トリガーと言えば、ガイナックスの血筋を引く、国内でも最強クラスのアニメ制作会社です。
そんなトリガーがガイナックス時代も含めた自分たちの作品のエッセンスを集め、自社パロディ的な色合いを出しながらアニメを作ったら、どうなるか?
その答えがこの宇宙パトロールルル子です。
戦闘服がダサめの銃に変形するケレン味、ショートアニメ故の速いテンポで進む話、どこかおかしい世界観設定などなど、トリガーらしい味が一話目からあふれています。
その後第二部での親子対決で、物語は一気にヒートアップ!
そこから続く第三部ではちょっと勢いが落ちましたが、ちゃんと物語として必要なことはこなしてました。
そして激動の第四部からの最終部!
人間は一度死んだくらいでようやく一人前、そんなぶっ飛んだ価値観と共に、ハチャメチャな物語が超高速で展開します。
最後まで見終わると、不思議な満足感とともに、トリガーの作る次回作への期待が持てました。
全編を通して『普通』『中学生』『初恋』といったワードが語られ、それらが最終話で一つの意味を持ちます。
ここまでピュアな初恋をテーマにしたのは、トリガーのスタッフが作る作品の中でも、相当珍しかったのではないでしょうか?
その珍しさに、過去の自社作品のパロという要素をかけあわせ、まったく新しいアニメにした。
そのトリガーの手腕には脱帽です。
くだらないギャグアニメかと思ったら、急に熱くなったり、絶望に落とされたり、また熱くなって、最後は笑顔になれる。
宇宙パトロールルル子――この作品が私は大好きです。
最高速度で駆け抜けた至高の最終回。
状況が二転三転し、視聴者を飽きさせません。
今まで積み上げてきた『万引き』『普通の中学生』『初恋』といったワードが一つのテーマになり収束していく流れはお見事。
ショートアニメの枠の中に後日談まで詰め込んで、満足度は120%です。
最後に普通じゃないことが普通に起きる荻窪を認め、誇りに思うルル子の成長ぶり見て、この作品を改めて観てよかったと思えました。
ショートアニメ界の傑作です。
ロクショウと未亡人を通して語られる超シリアス回。
全編シリアスな空気で語られる、失ったものへの向き合い方のドラマが、実に渋くてかっこいい。
さらにメダロットの正体と、ロクショウ自身の物語におけるテーマに踏みこんでおり、この回をどれほどスタッフが本気で作っていたのかがわかる。
本気なのはロボロボ団も同じで、いつもの万倍悪役をしていた。
伏線も丁寧で、二人の写真がああ繋がるとは思ってもみなかった。
ベタと言えばベタな展開だが、物語がしっかり作られていたため、安っぽさはない。
ところどころ出てくるイッキとメタビーのやりとりは、ただの小休止ではなく、実はちゃんと意味があるものだ。
人間とメダロットでありながら、本気で競い合うという特別な関係性は、この作品のコアになるテーマだろう。
ロクショウと教授、および未亡人との交流からも、この特別な関係性が見て取れる。
メダロットという作品が描こうとしているテーマ、それに大きく切り込んだという意味でも、貴重な回だった。
メダロットという連続した物語があるからこそ映える名短編。
記憶に残る回でした。
森脇監督作品だからと手に取った作品。
シーズン1を見終わって、全話観てよかったと心から思える作品でした。
まず衝撃の第一話!
原作を読んでいても、つい笑ってしまう怒涛のギャグ描写に、心を奪われます。
どのギャグもインパクト抜群で、これだけでも高い満足感が得られました。
その後も濃いキャラが目白押しで、中でも自分はクララ推しです
天真爛漫さと、隠し味にちょっとした狂気が加えられた、絶妙なキャラクターが見事で、大のお気に入りキャラになりました。
さらにキャラを語るなら、キリヲ先輩の存在は外せないでしょう。
正直キリヲ先輩編は途中観ていてダレていたのですが、終盤の正体判明のシーンで確変!
子ども向けアニメにギリギリ出せる(いや、やっぱりアウトじゃ……)変態っぷりがたまりません!
入間くんとの対比も上手く、最終的に関係性を意外な方向で着地させたのが、印象に残りました。
アニメを見るまで、てっきり『俺スゲー』系の作品なのかと思っていましたが、実際は見たら主人公の入間くんのことが好きになる、そんなステキな作品でした。
まさに「まいりました」とは視聴者側である私自身の言葉です。
まいりました、とても面白いアニメでした。
最終話のラストに爆弾が仕掛けられていた通り、スタッフはシーズン2をやる気満々のようですね。
元祖帰りや魔王の座、クラスメートたちの掘り下げなど、まだまだやれる要素は盛り沢山!
スタッフのみなさま、二期も期待しております。
(たぶん)アニメオリジナルのシーズン1最終回。
Aパートは今までのおさらいがメインで、伏線の確認や入間くんの現状が描かれます。
ここまではおとなしい内容でしたが……問題はBパート!
突如始まる森脇監督&ふでやすかずゆき時空!
明らかにお二人の仕業であるテンション高めな怒涛のギャグは、プリパラやマイメロ、ミルキィホームズを通ってきたものとしてはたまりません!
挿入化の歌詞で『デリシャース!』が出てきた時、ついオムオムライスを思い出し(実際雰囲気も結構似てます)感情が揺さぶられまくりました。
頭からっぽにして見れる、ドタバタコメディのすばらしさ!
森脇監督の作品だからと入間くんを見始めた自分には、最高のご馳走でした!
で、このまま終わらないところが入間くんらしいところ。
シーズン1の最後にとびっきりの爆弾をしかけてくれましたね。
あれは悪魔人格の入間くんか、それとも先代魔王に意識を乗っ取られているのか、はたまた単純に入間くんの心の闇か。
サリバンが予期していなかったあたり、かなりイレギュラーな存在なのは間違いありません。
ここで「続きはまたいつか」で終わる鬼畜っぷり。
これはシーズン2に期待がかかります。
シーズン1の最終回として、とてもよくできた回でした。
短い尺に『面白い!』を詰め込んだ神回。
ニュータイプに覚醒するルル子!
母ちゃんの船の上でガイナ立ちをするルル子!
露骨にエヴァンゲリオンなノヴァくんとルル子!
恋心が無限にあふれ出るルル子!
と見どころしかありません。
ルル子の両親もいい味出してるし、他のキャラもぐりぐり動きます。
ブラックホール星人もノリノリな悪役で、とにかく最高!
あとは最終回を駆け抜けるのみ。
このおもしろアニメよ、永遠に続け!
空中戦&おもしろ声優回。
なんだかいつもの脚本に比べて、イッキの知性が五割くらい減っているような……。
それはともかく、空中戦の描写にはしびれました。
飛行船から落ちてはギリギリで助けら、また落ちて助けられるのくり返し。
わかりやすい流れですが、ダイナミックに描かれていて、とても見応えがありました。
なにより声優さんの体当たりな演技がすばらしい!
特にイッキ役の声優さんの奮闘ぶりは表彰ものです。
あとはロボロボ団の使いやすさを改めて再確認。
それで次回予告について。
超シリアス回で、今から期待で胸がいっぱいです。
はたしてロクショウの語る悪夢とは?
続きが楽しみです。
女裝&ライブ回。
ライブを観ていて「サイリウムチェーンジ!」と叫びたくなったのは自分だけじゃないはず笑
というわけで女裝回なのですが……声優さんってすごいですね!
入間くんの声優が男性だと知って、その七色の声に感激しました!
これぞプロの技ですね。
くろむちゃんの家族エピソードも胸に刺さりました。
ライブを直接観ない理由がすばらしい。
入間くんが目立つ理由を理解するくろむちゃんのシーンもステキです。
ちょっと今回は短めの感想ですが、とてもおもしろい回でした。
次回はいよいよ最終回。
一期の終わりになにを仕込んでくるか、実に楽しみです!
大人の説教&覚醒回。
ゲストのインフェルノコップについて詳しくは知らないのですが、もしかして作り手である監督たちの代理として登場したのではないかと思いました。
インフェルノコップが語った言葉は、どれも作り手側がこの物語を通して語りたかったことです。
「それならセリフじゃなくて、物語として語れよ!」と批判もありそうですが、これはショートアニメ。
短い尺の中でテーマを語るには、この方法が最善手だったのではないかと思います。
初恋をした中学生は無敵で、告白した後の結果なんてオマケのようなもの。
このセリフから感じられる「現役で青春している子どもたちへのエール」はとても感動的で胸に刺さりました。
ふざけた話の多いアニメですが、ぜひ現役の中学生にも見てもらいたい。
それぐらい強くて優しい応援の想いが、この作品にはこめられていると思います。
泣いている秘書さんのカットもよかったし、ラストでちゃんと『続く』と言ってくれたルル子もよかった。
次回に期待できる、すばらしい回でした。
メダロット社の裏側&大人の悲哀回。
本筋としてメダロット誕生の流れを明かしつつ、メダルの秘密に関する伏線を張る……という回なのですが、それよりもとにかく気になったのがサケカースの存在。
ロボロボ団で冷遇され、失意のまま始めた潜入任務で出会った可憐な女性、カラスミさん。
とにかくこのカラスミさんがね、もうなんというか癒やしなんですよ!
冴えない自分を気にかけてくれて、弁当まで作ってくれて(自分から弁当作ってくる女性がその気がないなんてことはまずないぞ、サケカース!)上司との仲も仲介してくれる。
疲れた大人にとって、これほどの癒やしを感じさせるキャラがいるだろうか? いや、ない!
当然カラスミさんに恋をするサケカースでしたが、偶然によるすれ違いで、二人は離れ離れに。
オマケに実は両思いだったというオチで、こんなドラマを子ども向けアニメでよくやったものだと感心しました。(どう考えても大人向けですよね、いい意味で)
このカラスミさんってキャラ、幼少期の自分にも強烈に刺さったキャラで、その後再登場した時は嬉しかったですね。
しかも最後はサケカースと……!
記憶が残っているからこそ、この二人のこれからの物語が楽しみです。
もう一つ注目すべき点は、敵メダロットの圧倒的な強さの描写ですね。
今回の敵メダロットはあまりに強く、イッキ側は三対一でギリギリ勝てたという有り様。
確実に敵が強くなってきており、今後メタビーがパワーアップするであろう展開が出てくることを、この時点で予感させています。(事実記憶が間違ってなかったら、そろそろアレがくるはず)
サケカースとカラスミさんの関係を応援したくなる、そんなステキ回でした。
アイドル&クラスメート掘り下げ回。
森脇監督がまたアイドルアニメをやってくれた!
それだけでファンとしては満足度の高い回でした。
ライブの見せ方がプリパラとは全然違うあたりもおもしろい。
もちろん本編も素晴らしい出来でした。
なによりくろむちゃんのキャラがいいですね。
今まで見せてきた姿からは予想していなかった濃いキャラ付けにビックリです。
まだ掘り下げ回一話目ですが、すっかりお気に入りキャラになりました。(同時に他のクラスメートもまだ見せてないだけで、これだけ濃い一面があるのかと想像すると、よりワクワクします)
アクドルとしても、くろむちゃん個人としても、いろいろ課題が用意されているキャラなんですよね。
それを入間くんといっしょに乗り越えて「まいりました」になるのかと、先の展開を予想してみます。
初期の頃のインパクトはあるけどワンパターンだった物語展開から、かなり外しつつもしっかりコアの「まいりました」という展開は残っている。
このあたりに原作者の成長と巧みさが感じられてすごくいいです。
『悪取る』とか『悪取回』の言葉遊びもおもしろかったです。
ただギャグとして終わらせず、今後使えそうな伏線も張っているところが見事。
本当にこの作品の原作者は物語作りが上手いです。(もしこれらがアニメオリジナル要素なのだとしたら、森脇監督とふでやす先生もすごい!)
ライブあり、すれ違いコントありと、見どころの多い回でした。
以外余談。
ヲタ芸しているクララとアズくんがかわいい。
クララはなにをしてもかわいいからズルいですね笑
真相暴露&鬱回。
相変わらずの強引な荻窪ネタにも笑いましたが、やはり気になったのはルル子の恋心。
ここまで悪人に幼い恋心は無価値だと主張させる話は少し珍しい気がします。
ノヴァくんの正体も(四度目の視聴なのでわかっていたとはいえ)痛烈な皮肉になっていて、特にルル子にとどめを刺した最後の言葉がえげつない。
ここまで初恋を否定されたルル子。
ついには「続かない」と敗北宣言してしまいましたが、この先ルル子はどうなるのか?
次回に期待です。
おもしろ集団ロボロボ団のシリアス化から始まった今回。
「一話完結ギャグ回はもう終わりで、ここからは物語を描いていくぞ!」という制作側の決意表明を感じました。
メダロット博士やロボロボ団の黒幕の登場など、一気に転換点となった回でしたね。
ここから先はレアメダル、つまりメタビーとロクショウの物語がより濃くなりそうで期待です。
それにしても今回の修行シーンパロ、作中でもツッコミが入ったとおり、海回に続けて二回目でした。
それで今回はしっかりギャグとして外すあたり、二番煎じはやらないというスタッフの意気込みを感じます。
そして今回何気に驚きだったのが、アリカが一切登場しなかったこと!
新聞部であることから、あらゆる事件に首を突っ込むトラブルメーカーであるアリカの存在は、話作りにすごい便利だったはず。
これも踏まえて「もう楽はしない。俺たちはこれから本気で物語を作る」という制作側からのメッセージを再度受信しました。
次回はついにサケカースメイン回!
幼少期に見た記憶が残っている期待回です。
ここまで濃くしてきたサケカースのキャラをどういじるのか?
記憶が残っていても、次回が楽しみです!
バトラパーティ完結回&入間くんの新たな決意回。
数話ほど前から、いわゆる『これまでのあらすじ』がカットされていたことが少し気になっていました。
単に時間が足りないからなのか、それとも『もう入間くんはバビルスに馴染み、悪魔を恐れていない』ために過去の設定を説明する必要がなくなったのか、気になっていました。
その答えがこの回で明かされたわけですが、まさかの斜め上の回答に吹き出しました。
そうか、入間くん学校生活が充実してきて人間であることを隠してる問題を忘れてたんだね。
すこしずつ学校生活に溶け込んでいく入間くん。
まだまだ人間であることの問題を解決させる気はなさそうなので、今後の入間くんの逆境にも期待ですね!
さらに今回描かれた設定として、悪魔側はあくまで穏便な解決を求めており、人間を発見した場合、保護して人間界に帰していることが判明しました。(あと記憶を消す説明から、最終回への伏線が張られたとみることもできます)
つまりバビルスの生徒たちも、誰一人人間と接したことがない(つまり人間を食べない)ことが改めて示唆されたということです。
校歌の歌詞はあくまで古の悪魔が残したもの。
つまり現代の悪魔はほとんど歌詞を意識せず、ただ校歌だから歌っているのでしょうね。
悪魔の勢力は『穏健派の現代悪魔』と『過激派の元祖帰り悪魔』の二つに別れている――ということでとりあえずまちがいなさそうです。
元祖帰り組からしたら、入間くんの存在は厄介でしかない。
そんな入間くんを襲おうと企んでいる連中に立ち向かうのが現代悪魔――つまりバビルスの生徒たちということでしょう。
作者が描こうとしている大きな流れが見えてきて、より期待度が上がりました。
それともう一つ。
今回入間くんの壊れているところである『人に頼らない(頼れない)』あたりを、大人組がフォローしてくれたのがすごくよかったです。
大人が子どもに追い抜かれるだけの無能あつかいではなく、しっかり大人らしく子どもを導き守っている。
こういう描写のひとつひとつが、この作品の大好きなところです。
自社コラボシーズン最終回。
作中出てくる白い血のような表現。
じつはこれって全部『アレ』であることが原作を見るとわかり、とっても引きました(笑顔)
でもこういうハチャメチャをしながら、本筋であるルル子とノヴァくんの関係はしっかり描く。
そのプロの仕事ぶりがさすがです。
すべてが丸く収まり、一見大団円にも見えるラスト。
でもあの人が声をやるキャラが出てきたら、そんな簡単に終わるわけがなく……次回が楽しみです。